かーる1世です。
イスタンブール観光の締めくくりに、ボスポラス海峡クルーズ船に乗船しましたので、ご紹介したいと思います。
2019年5月の利用です。
イスタンブールの記事は全部で6本です。
過去記事を貼りますが、飛ばす方は目次の大分類2番目をクリックしてください。
目 次
イスタンブール観光の過去記事
イスタンブール空港から市内へウーバー移動
www.sapporo-base.net ロマンス・イスタンブール・ホテル宿泊レポート
地下宮殿とブルーモスク
アヤソフィアとグランドバザール
新旧二大宮殿の見学
ガラタ橋界隈と新市街、アジアサイドのカドキョイへ
ボスポラス海峡クルーズ
クルーズの予約
トルコ旅行もいよいよ最終日。搭乗する飛行機は、深夜1:20発なので、ホテルをチェックアウトした午後の時間をどう過ごすか考えていました。
トリップアドバイザーで観光の検索をしていたら、ボスポラス海峡クルーズを見つけ、時間的にもちょうど良さそうだったので、スマホの画面から予約。
速攻でトリップアドバイザーから予約確定のメールが届きました。
便利なものです。
二人で2,558円。クルーズチケットのカウンター(小屋ですが)で買った方が少し安いと思います。
18:00出発のサンセットクルーズを予約したのですが、空港へ行く時間が遅くなるのが心配になり、クルーズのカウンターで17:00出発のツアーに変更してもらいました。
出航場所と航路
クルーズはいくつかの会社が運航しており、船の大きさもさまざまあるようです。
私が予約したクルーズ船は大型のもので、チケット売場と出航場所は同じところにありました。
この窓口でもクルーズのチケットを買うことができます。
ガラタ橋界隈を散策するついでに、いくつかのツアーを見比べてチケットを買うという手もありです。
ボスポラス海峡の長さは約30㎞あり、エーゲ海につながるマルマラ海とさらに内陸にある広大な黒海を結んでいます。
そして、この海峡は国際航路であるためタンカーや貨物船も1日平均130隻が行き来しているそうです。
クルーズは、ガラタ橋のふもと付近からの出航で、橋をくぐりボスポラス海峡を左に出ました。
ヨーロッパサイドを航行しながら第一ボスポラス大橋をくぐり、第二ボスポラス大橋のあたりで折り返します。
折り返し後の帰路は、アジアサイドを航行してガラタ橋近くの桟橋にもどる、およそ90分のコースでした。
ツアーマップには見どころが紹介されています。主なところに赤丸を付けてみました。事前にガイドブックやマップの裏にある説明を読んでおくと、より有意義なクルーズになると思います。
(ツアーマップは窓口でもらってください。船内で「何それ!見せて」という人たちがいました)
クルーズ船
こんな感じで乗り込みます。
船内の様子です。クルーズ船というより、芦ノ湖や琵琶湖なんかの観光船に近い大きな船です。乗客が大勢乗っていますので、早めに乗船して景色の良い座席の確保をお勧めします。
出航です。ボスポラス海峡の波は穏やかで、まるで湖の観光をしているかのように揺れません。これがいつものことなのかは分かりませんが。
ガラタ橋の下をギリギリで通過して行きます。
見どころ1 スレイマン・モスク
金角湾の港を見下ろす高台に建っており、ガラタ橋界隈からよく見えるのが、スレイマン・モスクです。16世紀に完成したトルコ建築の最高傑作の一つといわれる大きなモスク。
ライトアップされると一段と存在感を増す建物でした。
見どころ2 ドルマバフチェ宮殿
ドルマバフチェ宮殿は、内部の観光はしました。海上からだと建物の全体像がわかりますね。
見どころ3 ルメリ・ヒサル
海峡の幅が660mの一番狭い場所に築かれたのが、オスマン帝国の要塞、ルメリ・ヒサルです。15世紀のコンスタンティノーブル戦で、黒海からやってくる敵に備えるために、4か月で造ったと言われています。
見どころ4 2つのボスポラス大橋
海峡クルーズでくぐる橋は2つあります。最初の橋がボスポラス橋、2番目の橋は通称で第二ボスポラス橋と呼ばれています。写真は第二の橋ですが、2番目だから第二ではなく、メフト2世にちなんだ第二だそうです。
この橋は、IHIや三菱重工などによって建設されたもので、1988年の完成です。瀬戸大橋の姉妹橋だそう。
第二大橋あたりで折り返したクルーズ船は、アジアサイド寄りに航行していきます。このあたりはヨーロッパサイドも同じですが、海峡に面した平地や、すぐ後ろの丘に瀟洒な別荘が立ち並んでします。
大きなプールを備えている建物もけっこう見かけます。
ガラタサライに所属する長友選手も、窓から海峡を見下ろせる自宅であることをテレビ番組で見たことがあるので、この辺に住んでいるのかも、と想像しました。
見どころ5 ベイレルベイ宮殿
オスマン帝国皇帝の夏の離宮で19世紀に完成したベイレルベイ宮殿。写真を撮ったつもりが、宮殿の門らしきものしかありませんでした。
宮殿内部はガイド付きツアーで見学が可能であり、日本からの献上品もたくさんあるそうです。
この辺りを進むと、アジアサイドの生活感あふれる建物が現れ始めます。
見どころ6 乙女の塔
いよいよ終点近く、ボスポラス海峡入口のアジアサイドにある小島の上に建つ城塞が、乙女の塔です。
かつて灯台などとして使われていたもので、現在は展望台とレストランになっています。
幽閉された王の娘が亡くなったことから、この呼び名がつけられたとのこと。
おわりに
イスタンブールは東京と同じような気候なので、ゴールデンウィークの時期は天気によって暑さ寒さが大きく左右されそうです。
もう少し暖かかったらデッキに出て見学したと思いますが、船内からも窓ごしながら景色を楽しめました。
海峡を渡る連絡船からでも海上からの景色は見られます。しかし、クルーズ船は街の遠景ではない、要塞や宮殿の建物が見られますし、デイクルーズでもサンセットでもそれぞれの見え方の良さがありそうです。
クルーズはお勧めですよ。
トルコシリーズ最後の記事になりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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