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ザ・リッツカールトン・クアラルンプール 宿泊レポート

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こんにちは。かーる1世です。

マレーシア・クアラルンプールにあるリッツカールトンホテルに宿泊しました。世界で一番安いリッツカールトンとも言われていますが、どんなホテルだったのか、早速レポートしたいと思います。2022年8月の利用です。

ホテルのアクセス/立地

クアラルンプール (KL) の繁華街、ブキッビンタンに立地しています。ホテルは同じボンヴォイのJWマリオットホテルとショッピングセンターのスターヒルを介してつながっています。外へ出なくてもこの3か所を行き来ができるのは便利です。

人気の大型ショッピングセンターパビリオンへ行くには、スターヒルの出入り口を使えば外に出るのは横断歩道を渡る程度。強い陽射しや雨をしのげるのは助かります。

また、細い道をはさんだ隣にこれまたボンヴォイのウェスティンホテルもあります。この一帯はまるでボンヴォイ村。

1滞在〇ポイントのようなボンヴォイのキャンペーンの時は、移動距離が短かくて済む3軒をぐるぐる周って泊まるのもありかもしれません。何せクアラルンプールは高級ホテルに安く泊まれる都市ですから。

ホテルの概要

ザ・リッツカールトン・クアラルンプール

開業したのは1997年ですが、2016年に改装したようです。スルタン(州王)と知事から改装の許可を得たというプレートが、グランドフロアの一角に掲示されていました。

ホテルは20階建てで、グランドフロアにあるのはレセプションくらいだったと思います。上階のレベル1からレベル3にレストランやトレーニングジムなどの共用施設が入っていました。

客室フロアは写真のようにピストルのような形をしています。

YTLグループ

マレーシア最大の企業グループの一つYTLコーポレーション。その傘下にあるYTLホテルが、KLのリッツカールトンとJWマリオット、そして、スターヒルショッピングセンターを運営しています。

KL以外では、マレーシア国内や海外にも所有しているホテル・リゾートがあります。北海道のニセコヴィレッジも西武から買い取って所有しており、ニセコ東山 ザ・リッツカールトン・リザーブもこのグループの持ち物です。

これらホテル内にはYTLの雑誌が置かれています。ホテルやリゾートのゴージャスな写真が満載。客室の飾り棚の下に置かれていました。

共用エリア

ロビー

エントランスからホテルに足を踏み入れると目の前がチェックインカウンター。リッツカールトンに宿泊するのは初めてです。潜在意識のせいかもしれませんが、他のホテルにはない凛とした雰囲気、これぞリッツカールトンといった感じです。

振り返ってみたエントランスがこちら。

カウンターの右手は応接セットと本棚。リアルなのにカタログから切り抜いてきたかのような、まるで撮影のためのセットみたい。絵になります。

カウンターの左手にはゆったりと座れるソファーがいくつかと、その奥にはトイレがありました。

共用トイレにあったマンゴスチンのソープ、香りが良かったです。チェックインカウンターなどには同じ香りの消毒スプレーが置かれていました。

レベル1

このフロアにはロビーラウンジや朝食会場になるレストランなどがあります。グランドフロアもそうでしたが、レベル1のフロアはどこにカメラを向けても絵になる造りだと感じました。

ロビーラウンジでは、アフタヌーンティーが毎日12時から18時まで提供されていました。

ザ・ライブラリー。図書室ではなく食事や飲み物が提供されている場所でした。壁3面にはスタイリッシュな本棚があります。おしゃれです。

次のブロックにあるラウンジの途中で左に折れると、朝食会場になるレストラン。

まっすぐ突き抜けていくと、スターヒルショッピングセンターにつながる廊下に出られます。

レベル2

ここには本格的な中華料理を味わえる「LI YEN (リエン)」があります。スタッフからお勧めされましたが今回は利用していません。以前ランチタイムに利用した時、お得なメニューがあったような記憶があります。利用するなら予約がベターです。

レベル3

ホテルの説明文では、このフロアはレクリエーション施設という名称のフロアでした。エレベーターを降りると受付カウンターがあります。

このカウンターで簡単な利用手続きをするのですが、誰もいないときはプールのカウンターに行くと良いです。

更衣室にはロッカーはもちろん、サウナ、ジャグジー、シャワーなどがあります。これらの利用だけでも満足度が高いです。

トレーニングマシン、もちろんあります。24時間利用可能でした。

外に出ると、まあまあ大きなプールが1面。陽射しがあまりあたらないかもしれません。プールの利用時間は8amから7pmまででした。

座っていたらリンゴと水を持ってきてくれましたよ。紙コップなのはどうかな?

このエリアから一段上がったところにSPAがあります。ホテルの隣に建つリッツカールトン・レジデンスからも、このエリアに直接行き来ができるようになっていました。

SPAの隣に少し小ぶりの長さ15mくらいのプールがありました。こちらは陽射しがガンガン照り付ける場所でした。

客室のようす

客室へのアプローチ

客室の並ぶ廊下はシンプルで落ち着きのある色合いです。

わが街のシンボル札幌時計台の絵が廊下に!

似ていただけでした。

ベッドエリア

予約したのは一番ベーシックなカテゴリーのデラックスルームで41㎡の広さです。事前決済で宿泊の3日前までなら日程変更が可能という条件、かなりお得な料金でした。キャンセルしたら事前決済したお金を捨てることになります。

 

キングサイズベッドの部屋です。

ベッドサイドにコンセントがありますが、USBポートはありません。コンセントが多くはない室内なので、充電モノを多く持つ方はテーブルタップ的なものを持っていくと便利です。

ベッドの反対側には大きなキャビネット。アジアのホテルでは割と映るNHKの海外向け放送、ここでは受信していませんでした。

キャビネットとベッドの間に大きめのソファーとテーブル。

その向かい側にはデスク。ワイド十分ありです。

キャビネットの片側がミニバーコーナーになっていました。

無料のお茶やコーヒーカプセルなど。コーヒーのメーカーを忘れてしまいましたが、ネスレでもイリーでもありません。

キャビネットの下の扉を開くと、湯沸かしポットやカップ類。

隣の扉の中には冷蔵庫が入っていました。キャビネットの扉の開け方が独特で開かないものだと思い込み、冷蔵庫がどこにあるのか探しました😲

バスルーム

明るい色の大理石貼りです。シックな色合いのベッドルームとは対称的に、バスルームは全体がキラキラしていました。

モノを置くには十分な広さがある洗面台です。

アメニティは英国王室御用達だという、アスプレイとオリジナルの歯ブラシなど。

左手には大きなバスタブ。

右手にはシャワールームとトイレがありました。

クローゼット

ウォークインタイプの広いクローゼットです。左の台にはスーツケースを2個広げられました。オープンの棚に衣類などモノを置いても、ぱっと見で見つけられるので、引き出しより便利だと思う派です。

ドレッシングも兼ねた場所であり、ドライヤーはこちらにありました。フィリップス製です。

ハンガーラック、これだけあれば十分です。アイロンと台もあります。

バスローブはこことバスルームに1着ずつ。

公式サイトには客室の広さが41㎡と記載されているのですが、それよりも広く感じる部屋でした。

朝食

ホテルの朝食は2回食べています。レベル1のコバルトルームというレストランが朝食会場です。営業時間は6:30amから10:30amでした。

フードやドリンク類は入口近辺に固めて配置されていました。縦長のレストランの奥の方に向かってテーブルが続いているのですが、奥の方はブッフェ台までかなり遠いです。相当な人数が着席できる大きな会場でした。

テーブルに案内され、ホットドリンクを注文した後はさっそくブッフェコーナーへ行き、ジュース類から。こういう容器が最近の主流なのでしょうか?

生野菜サラダは種類が多いほうだと思います。

数種類かあるドレッシングですが、バルサミコのドレッシングが美味かった。

ホットミールコーナーです。シェフに注文して作ってもらうものも少しありました。

カレーが2種類ありけっこう辛め。ナンのようなものは、マレーシアではロティチャナイと言うそうです。その場で焼いていて、これはとても美味しかったです。

麺類はシェフに注文です。

指さし注文して出来上がったものがこちら。

お粥は自分で盛り付けた記憶が。

エッグステーションもあります。

いろいろ盛って食べました。ブッフェ台にある品数は多くも少なくもない感じです。

フルーツです。スイカが日本と同じように甘くて美味しかったので御代わり連発です。

このレストラン、週末はジャズを聴きながらディナーを食べることができるそうです。また、レストランの手前にはパティスリーのコーナーがあり、11:00から18:00まで営業されていました。

おわりに

レセプションでPDFの印刷をお願いしたら、メールに添付して送るようメアドを教えてくれました。送信して数分後に部屋の電話が鳴り、今すぐ持って行くとのこと。仕事が早くて感動レベルです。

今どきの新しいホテルに比べると、設備面で見劣りするのは否めないと思います。しかし、この落ち着いた雰囲気と居心地の良さは、ホテルの造りとスタッフのサービスレベルの高さがもたらしてといる感じました。

私が持っていたリッツカールトンのイメージそのものでした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。