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バルセロナ【ピカソ美術館】でピカソのルーツを学ぶ

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こんにちは。かーる1世です。

 

バルセロナ観光の目的のひとつだった、ピカソ美術館を訪問しましたので、ご紹介したいと思います。

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ピカソのイメージ

天才画家として真っ先に名前が浮かびそうなパブロ・ピカソ。でも、その作品は好きじゃない、とか、理解できない、という人も多いのではないでしょうか。

 

そういう僕も作品が理解できないひとりなのですが、バルセロナのピカソ美術館を見学して得られたのは、確かな技術があってこそたどり着いたのがキュビズム(立体派)作品である、ということでした。

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ピカソ美術館リーフレットより

 

ピカソ美術館の概要

古い邸宅を改装して1963年に開館した、割と歴史ある美術館です。

場所は旧市街のゴシック地区にあり、モンカダ通りという細い通りに面しています。

 

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この奥の狭い道に面しています

開館時間である9:00の入場チケットを予約したので、早めの時間に行きましたが、あまり早く行っても門が閉まっています。

 

建物に美術館であることを示す大きな看板はないので、入口がどこなのか?少しだけ迷いました。

開館の15分くらい前には団体さんが来たり係員が出てくるなどするので、入口近辺にいなくても、建物そばに居れば大丈夫ですが。

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入館予約

お勧めなのはピカソ美術館のwebサイトから直接予約する方法です。日本語はないのですが、簡単に予約できますし、予約方法を解説しているサイトもググるとたくさん出てきますよ。

 

予約するとチケットがメールで送られてくるのですが、僕が予約したときは1日たってもメールがきませんでした。

 

24時間以内に届かない場合はお問い合わせを!というような文言を見た気がするので、問い合わせのメールを送ったところ、翌日になってチケットが送られてきました。

チケットを添付したメールが2通きましたので、問い合わせをしなくても良かったようです。

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オーディオガイド付きで一人19ユーロ

ピカソ美術館のサイトはこちら。

www.museupicasso.bcn.cat

 

 展示作品

美術館内の撮影は禁止なので、写真はありません。

建物は大きな2階建てで、展示物は2階部分にあります。オーディオガイドに従って各部屋を順番に観覧しました。

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展示は年代順なので、作風がどのように変わっていったのかを見ることができます。

若いころの作品は、素人目にも「絵が上手」と思えるもので、特に少年時代のデッサン力には驚かされました。

 

ピカソはスペイン・マラガ生まれ。バルセロナに移ったあと、フランス・パリと南仏へと拠点を移していきます。

 

展示作品はパリに移住した後の「青の時代」「バラ色の時代」、その後の「キュビズム(立体)」と変遷していくのですが、残念ながらパリ時代の展示作品は少なめです。

 

この美術館の目玉作品であり、僕にとってのハイライトは「ラス・メニーナス」。マドリッドのプラド美術館に展示されているベラスケスの絵をモチーフにした作品です。

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ベラスケスのラス・メニーナス(パブリックドメイン)

同じ人物をあらゆる角度から捉えて一つの作品に仕上げているのですが、様々な角度から描いたデッサンが多数展示されており、仕上がった絵画と照らし合わせると面白いです。

 

観覧が終わるとグランドフロアに降りてきます。ここのミュージアムショップは品揃えが充実しており、なかなか面白いものが見つかります。

 

ミュージアムショップは建物内の奥にあるので、足を踏み入れるには敷居が高く感じるかもしれませんが、入館料を払わなくても利用できますので、近くを通った際は気軽に入ってみてください。

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バルセロナのピカソゆかりのスポット

バルセロナの観光では、入場しなくてもその近辺を歩くことになるカテドラル。この広場に面した建物にピカソの壁画があります。

知らなければただの壁画として通り過ぎてしまいそうですが、カタルーニャ地方の民俗を描いたものです。

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また、この近くにピカソを始めとしたバルセロナの画家たちのたまり場だったというカフェ、クアトロ・ガッツ(4匹の猫)があります。

(カタルーニャ語のスラングで「まばらな客」の意味もあるとか。)

 

現在のお店は、ピカソ生誕100年を記念して再開されたものですが、内装は当時のものを再現しているそうです。

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ピカソが描いた絵がこちら

 

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こちらはラモン・カサスが描いたもの

終わりに

ピカソは永くフランスに住んでいたせいなのか、パリに国立ピカソ美術館があります。こちらも大邸宅を改装して美術館にしたもので、膨大なコレクションが展示されているほか、南仏アンティーブにもピカソ美術館があります。

 

フランスにあるピカソ美術館も行ってみたい。

 

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