こんにちは。かーる1世です。
アントニ・ガウディが建築したカサ・バトリョの見学をしてきましたので、ご紹介したいと思います。
バルセロナ建築巡りの最終回です。
入場料がちょっと高い気もしますが、内部はなかなか見応えのある建物でしたよ。
2020年2月の訪問です。
カサ・バトリョとは
ガウディがバトリョ氏から依頼を受け、元々の邸宅を増改築した建物です。全面的に改装されたのが1階と2階。増築されたのは6階とその上の屋根裏部分です。
2005年に世界遺産に登録されています。
場所は、バルセロナのメインストリートであるグラシア通りにあり、入口付近は入場を待つ人や、写真を撮る観光客で人だかりができています。
カサ・バトリョのあるグラシア通りを少し進むと、同じくガウディが設計したカサ・ミラがあります。
こちらは施主の住居兼高級アパートとして建てられたもので、もちろん、見学ができますが、完成時に募集した条件によって、今現在も住んでいる人たちがいます。
当時は破格の高い家賃でしたが、3世代同じ条件で入居可ということで、現在では破格の安い家賃になっているそうです。
カサ・ミラはバトリョより一足早く、1984年に世界遺産登録されています。
カサ・バトリョの入場
チケットは当日窓口で購入する方法もありますが、たいてい並んでいて、しかも長蛇の列になっていることもあるようです。3年前に行ったときは、まさに長蛇の列で入場をあきらめました。
今回の訪問は、観光オフシーズンとはいえ短いながらも行列ができていました。
事前にチケットを購入すると「Blue&Agencies」という入場レーンに直接並べます。窓口でチケットを買った人もこのレーンに並び直すので、だいぶ時短になります。
入場するならチケットの事前購入を強くお勧めします。
チケットの購入
公式サイトでは3種類のチケットが販売されていました。いちばん一般的であろう入場+ガイドフォンのチケットを買おうと思ったのですが、念のためVELTRAでチェックしたところ、価格は同じ25ユーロながら予約日なら何時でも入場が可能。
公式サイトで同じ条件のチケットを購入する場合は、入場時間を指定しなければならないので、VELTRAで購入しました。
公式サイトのリンクも貼っておきます。
公式サイトのチケットの良いところは、早朝入場チケットなどのほか、時季に応じた企画もののチケットがあること。
ご確認の上、予約されるのが良いと思います。
チケットはガイドフォン込みになっていますが、ガイドフォンの本体はスマホのような形状で、AR(拡張現実)機能が付いています。
音声ガイドに従って本体をかざすと、バーチャルな映像(視覚情報)が現れます。こういう形態のものが今後増えていきそうですね。
内部のようす
カサ・バトリョのハイライトは、2階部分にある中央広間。グラシア通りに面した広間で、窓の上部分はステンドグラスになっています。
窓を開ける取っ手は、開けるときの手の型を取って指にぴったりはまるようになっている凝りようです。
ガウディは家具や扉などもデザインしており、部屋や壁、柱の装飾など見どころがいっぱいありました。
面白いのは屋上にある煙突の形です。煙がゆらぐ様子を表現したそうです。
終わりに
この建物は海をテーマにしてデザインされたもので、建物の正面が海面、
建物内部は海底や洞窟をデザインしたそうです。
建物壁面の装飾に使われているガラスやタイルは廃材となったものをリユースしているもので、エコロジーでもありますね。
バルセロナの建築物シリーズはこれで終了。次回は、サン・セバスティアン編です。
ご覧いただき、ありがとうございました。