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京都市内にあるアメックス客殿 (LOUNGE) 利用レポート

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こんにちは。かーる1世です。

アメックスのゴールドカード以上を保有していると無料で利用できる、高台寺 塔頭 (たっちゅう) 圓徳院(旧名「京都特別観光ラウンジ」)にある客殿。ラウンジから客殿にネーミング変更されています。

その存在は知っていたのですが、初めて利用しましたのでレポートしたいと思います。

2023年8月の利用です。

もくじ

アメックス 客殿 (ラウンジ)

豊臣秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ)通称ねね様が晩年を過ごしたのが高台寺塔頭圓徳院(こうだいじ たっちゅう えんとくいん)

塔頭(たっちゅう)とは

寺院の祖師や高僧の徳を慕って建てた塔や小院のこと。大きな寺院の領内には多数の塔頭が造られ、さながら寺院が立ち並ぶひとつの街のように見える。

高台寺は秀吉を弔うためにねね様が建立した寺で、実際に住んでいたのがこちら圓徳院です。その1室がアメックスのラウンジとして利用できます。

アクセス/ロケーション

高台寺は清水寺と八坂神社の中間にあり、京都観光では外せない地域の一つですね。祇園からも歩いて行ける距離にあります。

圓徳院は高台寺の脇にあるねねの道に面しています。

裏手は雰囲気のある石塀小路(小路内は撮影禁止)が通っており、2つの小径に挟まれた場所にあります。

高台寺 塔頭 圓徳院

圓徳院はねねの道を歩くとすぐに見つけられます。庭園を眺めるにはこの門から入って入園料を払うのですが、

アメックスの客殿を利用する場合は入園料が無料になるため、門の並びにある別の場所から入ります。サムネイルの写真にあるようにアメックスのマークがあるのですが、えっ、ここから?と言うような建物の中を通って行きます。

ずんずん進んで行くと客殿の行灯が見えてきます。

こちらの木戸を開けて裏庭を進みます。その先にある縁側が入口、誰もいない場合は鐘を鳴らすと受付の方が出てこられます。

サービス内容

サービスを受けるには対象になるアメックスカードを提示します。カードのスキャンや記帳なども特になく、客殿に通していただけました。

対象になるカードはゴールド以上です。リンクを貼りますのでご確認ください。

https://www.americanexpress.com/content/dam/amex/ja-jp/benefits/lifestyle/art-culture/kodaiji/kyakuden-eligible-cards-web.pdf

客殿

数部屋の書院が休息ができるスペースとして開放されています。私たちはこのテーブル席を利用しましたが、奥に見える襖の向こう側はソファー席でした。

障子を開けると、その向こうは小さめのお庭が見えます。

特典

・圓徳院書院でお茶の接待(日によってお茶の種類は変わります)

・夏季は冷たい麦茶、または冷やし飴が提供されます

・圓徳院の拝観が無料(通常は500円です)

私たちは冷やし飴をいただきました。汗だくで到着した暑い日だったので、甘さの中にピリッとした生姜が効いた飲み物が身体を生き返らせてくれました😃

冷やし飴

水飴をお湯で溶き、生姜の搾り汁や下ろし生姜を加えた飴湯を冷やした飲み物

利用条件

・利用時間 10:00~17:00 (16:45受付終了です)

・カード会員本人と、2歳以上の同伴者3名まで利用が可能

・利用時間は最大1時間(繁忙期は30分です)

・圓徳院の拝観休止日は休業になります。圓徳院の公式サイトまたはアメックスの詳細ページをご確認ください

圓徳院のお庭など

客殿での休憩後はお寺の方が一般見学のルートに通してくれます。廊下に出てくるっと曲がるだけですが💦

目の前には白砂の線引きがされた南庭が広がっています。あいにく花の季節ではありませんでしたが、ここにしばらく腰かけて庭を眺めました。

庭の後ろにあるのは本堂。その右手に幽霊図が掛かっていました。テレ東のなんでも鑑定団でおなじみのビッグネーム?円山応挙の作品です。目が怖いです。

写真の左右には枯山水の体験ができるコーナーがありました。拝観料のみで体験できます。雑念を取り払って白砂の線引きをしてみましょう。僕は幽霊に睨まれている気配を感じながら造ってみました😲

こちらは写経・写仏ができるコーナーです。体験していませんが係の方に言えば道具を貸し出してくれると思います。

奥に見える本尊正面の襖絵は平成の作品だそうですが、見ごたえがありますよ。

窓マニアにはたまらない丸窓。紅葉の季節は写真スポットですね。

この襖絵は超有名絵師、長谷川等伯の作品です。桃山時代のこと、大徳寺塔頭のあるお寺からの製作依頼を断っていた等伯ですが、住職が2か月の旅に出たことを知って、不在の間、一気に36面を書き上げたそうです。住職と何があったのでしょうね。圓徳院は32面を所有しているそうです。

拝観コースの最後は大きな石がゴロゴロと置かれた北庭です。ねね様の御殿の前庭を移したもので、桃山時代の代表的な庭園の一つだそうです。

圓徳院はこじんまりとしている観て周るのに疲れない広さのお寺でした。拝観者が少なかったことも一因ですが、いくつかある作品をのんびりと見学させて頂きました。

三面大黒天

圓徳院の拝観を終え裏木戸のような出口を出ると、

目の前に三面大黒天が祀られたお堂があります。秀吉の出世守り本尊だそうで、お参りすると夢を叶えてくれるそうですよ。

お札を頂いたら、疫病退散のお札も付けてくれました。

まとめ

対象のアメックスカードを持っているだけで、飲み物を頂きながら休憩できるのはありがたいサービスですね。難点を言えばクーラーがないこと。猛暑の時期はつらいです。

お寺そのものは500円の拝観料を払ってもそれ以上の価値があるお寺だと感じました。

秀吉が贈った手水鉢

ただ、紅葉の時期は激混みになるそうなのでご注意ください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。