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新緑の京都 梅や桜や紅葉のような彩はないけど 緑の中を心地よく散歩できました!

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こんにちは。かーる1世です。

5月の京都、暑くも寒くもなく、歩き回るには最適な季節です。郊外には行けなかったのですが、京都の北山と東山の新緑が映える観光スポットを歩きましたので、まとめてみました。

金閣寺

ド定番の観光地である鹿苑寺(ろくおんじ)、金閣寺は通称ですね。

泊まったホテルから徒歩圏内だったので行ってみました。総門のあたりは新緑と言うより、うっそうとした緑です。

受付で入場料を払って歩くと、さっそく金閣が姿が。

緑の中の金ぴかはなんだか現実感がないですね。まるで模型のようです。雪が積もった姿が絵になる建物です。

今宮神社

大きな神社ではありませんが、長い歴史のある神社です。

参道にある炙り餅のお店は1000年以上の歴史があるそうで、日本最古の商店なんだそうです。朝早い時間だったのでまだ開いていませんでした。残念。

色鮮やかな楼門に対して境内にある建物は古色蒼然としています。

西陣の八百屋に生まれた「お玉さん」が、後に桂昌院として徳川将軍の母にまで昇りつめ、故郷の西陣の興隆や今宮神社の社殿を修復するなど再興に努めたことから、そのレリーフがあります。「玉の輿」の語源となった人だそうです。

大徳寺と塔頭(たっちゅう)

今宮神社の近くにあるのが大徳寺とその塔頭。塔頭(たっちゅう)とは本寺の境内にある寺院のことです。大徳寺の境内は今でも広いのですが、かつては京都市北区の全域を占めるくらいの広さがあったと後で伺いました。

私たちは今宮神社から歩いてきたのですが、通りの左右がすでに大徳寺の境内です。塀の向こうに立派な竹林が広がっています。

この竹林を庭に持つ高桐院は細川家が建立したお寺です。中に入ることはできませんでしたが、門から見える庭だけでも見ごたえがありました。

たくさんの寺院があるうち、内部に入れるのはわずかですが、その門の先に見える庭や参道を見るだけでも楽しめます。

私たちは拝観と庭の見学目的に大徳寺に来たのですが、先に書いた細川家など、境内の寺院には戦国時代の有名人の名前を至る所で目にします。こちらは豊臣秀吉が織田信長のために建立した総見院。

大徳寺は鎌倉末期に建立されたのすが、あの「一休さん」が住職!のときに再興し、秀吉や諸大名の寄進により江戸時代初期に建造物が整ったので、その時代の大名の名前を目にするんですね。

石田三成とか、

毛利、小早川、蒲生などの大名の名前も見られます。

その他、多くの見覚えのある名前を見ることができました。多数の寺院のうち、私たちが行った時に拝観ができたのは4寺院、他に庭を特別公開している寺院も数か所あり、その中から大仙院へ。

こじんまりとした寺院ですが、16世紀初頭に建立された歴史ある建物とお庭です。

内部の撮影はできないので、撮ったのはこの受付までです。400円の拝観料を支払いさぁ見学!と勝手に見るのではなく、たまたま一緒だった4人でしっかり説明を受けながら、枯山水の庭園や室内を案内されました。お庭の説明を聞くと聞かないでは大違いだったと思います。

国宝に指定されている日本最古の玄関!や、これまた最古の床の間を持つ寺院で、その説明のほか、大徳寺全体のことも丁寧に説明してくれました。400円の拝観料は安く感じます。

しかし、最後にかつてTVによく出られていたらしい名物の前住職が待つお土産コーナーに案内されました。400年ほど前に沢庵和尚が大仙院に住したこともあり、オリジナルの沢庵も売っていましたよ(買ってはいませんが)。小さいながら印象に残る寺院になりました。

清水寺の塔頭のひとつ成就院

清水寺の塔頭(境内の寺院)の一つである成就院は、「雪月花の三庭苑」の一つで「月の庭」を持つ寺院です。

雪月花のうち「花の庭」を持つ北野天満宮には2月に訪問して記事にしました。

www.sapporo-base.net

実は雪月花の「月の庭」見学を狙っていたわけではなく、清水界隈をぶらぶらして偶然に気がついた寺院です。特別公開がされていたので拝観しました。入場時間まで清水寺をぶらぶら。

9時の開場と同時に庭園へ。入場者が多い中、庭の前、最前列に座って眺めさせてもらいました。残念ながら院内すべて撮影禁止なので写真は公式サイトからです。

庭は広くはないのですが、灯篭や生け垣の大きさや配置を工夫して、背景にある高台寺山も庭のように見えるように造られている庭です。入場時にもらった庭園略図と照らし合わせて観るんですが、凡人の私には良さがうまく伝わらない。生の声で説明があったら良いのになぁ。

高台寺

清水寺のお隣のような位置にあるのが高台寺。思ったより敷地が広く高低差のあるところに建物や庭園が配置されていました。

高台寺は秀吉の死後、菩提を弔う寺として正室の北政所ねねが建立を願い、徳川家康が近辺を整備して創建したお寺です。

要所にスタッフがいて、数人が集まったところで説明してくれるという方式は、分かりやすく良いですね。こちらは、秀吉とねね様を祀る廟堂です。

茶をたしなむねね様の茶室が境内の所々にあります。こちらは伏見城から移築した傘亭。

竹林もあってタケノコが竹へと成長中でした。

亡き秀吉を偲びながら月を眺めたという観月台。

出家したねね様は高台院という号を天皇から賜ったので、それにちなんで高台寺と名付けられたお寺です。御殿を門前に建て住まわれたそうなので、お寺の庭は自分の庭だったのでしょうね。

終わりに

この時期の京都旅行は初めてでしたが、青もみじを見たりして、ぶらぶら散歩するには良い季節でした。

藤の花やつつじなど、この季節に行ってみたい場所がまだまだあるので、またの機会に訪ねて見たいと思います。

修学旅行で京都に来たときは、寺院も花にも興味なんてなかった自分が、花を見に来たい、なんて考えているとはスッカリじじい……です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。