こんにちは。かーる1世です。
FDA (フジ・ドリーム・エアラインズ) に初めて搭乗しました。札幌丘珠空港から名古屋小牧空港までのフライトで、この区間は2023年3月26日に就航した新しい路線です。
フライトの様子をレビューしたいと思います。
目 次
札幌丘珠空港へのアクセス
札幌丘珠空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場で、民間との共用飛行場です。車で行くには便利な場所にあり、空港駐車場は24時間まで400円という低料金で何日も停められます。
空港連絡バスは夏ダイヤ期間のみですが、2023年12月から冬期間も運航開始!札幌駅前から出発便に合わせて運航がされています。詳細は北都交通の公式サイトでご確認ください。
しかし、公共交通機関だけを使うと少し不便。最寄りの地下鉄栄町駅から出ているバスは1時間に1本しかありません。Googleマップではこの駅から歩いて18分という表示がされます。バスの時間が合わないとき、荷物が少なければ徒歩、そうじゃなければタクシーになるでしょか。バス料金は210円、タクシー料金は750円前後です (2023年4月)。
リュックサックだけの僕は地下鉄栄町駅から徒歩で向かいました。地下鉄出入口から空港敷地の端までは割と近いのですが、
小さい飛行場とはいえさすがに空港は広い。このフェンスを見ながらけっこう歩きます。地下鉄駅からターミナルビルまで実測16分でした。
札幌丘珠空港チェックイン
FDAのカウンターが開くのは8:55でした。
預ける荷物はないので機械でチェックインを済ませ2階の搭乗エリアへ移動。
お土産店や到着する飛行機などを見て時間をつぶしていました。
搭乗するFDAの機材が到着するのを見て、3階の送迎デッキへ。
デッキの手前には記念スタンプやパンフレットが置かれていました。
雪は消えたとは言えまだまだ寒い4月初旬の札幌。吹きっさらしの屋外デッキはとても寒く、機体の写真を撮ってそうそうに引き上げです。
小さい空港ながらボードを見ると1時間に4便も出発するとは、なかなか立派ですよね。
保安検査開始の案内にしたがって荷物検査場へ。とてもフレンドリーで親切な荷物検査を終えるとそこはロビー。
北海道内の路線は出張で利用される人が多いようで、スーツ姿の乗客だらけ。想像していたより利用客が多かったです。
札幌丘珠空港からJAL便名で飛んでいるHAC (北海道エアシステム) は道内の路線中心。FDAの夏期運航は、名古屋のほか松本と静岡に飛んでいます。札幌丘珠空港から出発するFDAすべての便がJALとの共同運航 (2023年4月現在)になっています。丘珠=JALの牙城ですね。
名古屋小牧空港へのフライト
搭乗するのはFDA392便。札幌丘珠を10:25に出発し、名古屋小牧には12:15到着予定です。出発15分前に搭乗が開始され、地上を歩いて航空機に向かいます。この日は雨が降っていたので傘をさして移動になりました。
FDAが運航する機材は、エンブラエルERJ-170/175のシリーズ。エンブラエルはブラジルの航空機メーカーで現在は世界代位の航空機製造会社。FDAは全部で16機 (2023年4月現在)所有しており、機体すべてが異なる色で塗装されています。16機もあるとさすがに似たような色もありますが。
今回搭乗する機材はバイオレット塗装のERJ175で、機体の右舷後方にイラストがデカールされていました。
これはドライブレコーダーやレーダー探知機で知られるユピテル社のキャラクターで、羽衣6のメンバー霧島レイさんだそうです。ちなみに左舷には富士サクラさんがデカールされています。
ユピテル社がネーミングライツを2023年10月まで取得していて、FDA16号機をユピテル羽衣6号として運航するようです。
座席は2-2の配列で前の座席とはこぶしが1つ入るくらいの間隔がありました。隣が空席だったこともありますが、窮屈な感じはなく、座席下の空間が何もない状態なので、足の置き場に困らない造り。
この便は6割くらいの搭乗者数で、出張者よりも観光客のほうが多めです。定刻に出発したFDA392便、航路に興味深々です。
札幌中心部から少しだけ離れた方角に向かい高度を上げていきました。左舷には札幌ドームが見えます。
その後は雲が厚くて、どこをどう飛んでいるのか分からず仕舞いでした。機内には個人モニターはもちろん、エンタメは何もなく、Wi-Fiもつながりません。1時間40分のフライトなので、本でも持ってくれば良かったのですが、考えが回っていませんでした。
じゃあLCC見たいなのかというとそうではなく、ドリンクサービスとお菓子のサービスがあります。
ほとんどの路線でシャトレーゼのお菓子が提供されるそうです。
しっかり取材したと思う100ページ程度の機内誌もあり、JALやANAと変わらないフルサービスの航空会社ですね。
機内誌を読み終えたら何もすることがなくなり、ウトウトしていたら名古屋小牧空港が近づいてきました。こちらも札幌丘珠と同じように住宅地と空港が接近していますね。
降機は乗機した時と同じようにタラップ車の階段を使います。
ターミナルビルにはこの通路から。
上から見るとこんな細長い建物がビルから伸びています。建物内部は乗機と降機の専用通路になっています。
名古屋小牧空港のようす
コンパクトな空港ビルですが、札幌丘珠よりは断然広いです。ビル内に入ると待合スペース。
インフォメーションでは旅行系ユーチューバー、おのださんがアップした動画が流されていました。
空港ビルの奥には、コンビニやお土産ショップ、そしてカフェ。
レストランもありますよ。
3階の展望デッキに行ってみました。FDAの機体しか駐機していませんが、時刻表を見た限りではFDAしか飛んでいないようです。
名古屋駅へ
名古屋駅前に行く直行バスが1時間に1~2本あり35分で名古屋駅に着きます。僕が到着した時間に合うバスがあったのですが、空港ビル内でウロウロしていたのでそれには乗れず、名鉄西春駅行きのバスに乗車して20分ほどで駅に到着。
西春駅から電車で15分くらいで名古屋駅へ。待ち時間を合わせると1時間はかかっているので、直行バスが断然便利ですね。
まとめ
FDAの新規就航を記念した運賃で、札幌丘珠=名古屋小牧の区間を搭乗しました。FDAの機材は小型ジェット機とは言っても、IBEXエアラインズが運航している小型ジェットCRJ700よりもだいぶ大きめなので、機内はずいぶん静かでした。
▼FDA新規就航路線の予約記事はこちらwww.sapporo-base.net
▼IBEXエアラインズの搭乗記はこちらwww.sapporo-base.net
札幌丘珠空港は近くて便利、しかもコンパクトな空港なので新千歳空港と比べたら疲れずに済むのが利点です。ローカルな路線も揃ってますしね。ANAもボンQを使って飛ばしてくれないでしょうか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました。