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ヒルトン・パリ・ラ・デファンス 宿泊レポート

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こんにちは。かーる1世です。

パリ中心部からちょっと離れた場所にある、ヒルトン・パリ・ラ・デファンスに宿泊しましたので、ご紹介したいと思います。

2022年12月の宿泊です。

目 次

ホテルの立地

パリに隣接するデファンス地区は、高層ビルが林立するビジネス街で、高層マンションなども建っているようです。

この地区のランドマークであるル・グラン・ダルシュ、日本では一般的に新凱旋門と呼ばれる建物の下から、パリ中心部を見た写真がこちら。目を凝らすと人気の観光地、エトワール凱旋門が見えます。新凱旋門、実際にはオフィスビルです。新宿西口の高層ビル街の程度をイメージしていたのですが、それを軽く超える高層ビル街でした。写真は雨降る街をバスの車窓から撮ったものです。

この地区には大きなショッピングモールがあるほか、Auchanの大型スーパーもありました。ヨーロッパでも最大級の売場面積らしいです。

売場が広すぎて旅行者には逆に面倒なスーパーかもしれません💦

肝心のホテルはCNIT(Centre of New Industry and Technologyの略=新産業技術センター)というドームの中にあり、ホテル外観と言うのはありません。CNITはかつて展示場でしたが、今はショッピングセンターになっています。

ドーム内にある建物の一部分がヒルトンホテルで、客室はドームの内側ビューと外側ビューがあります。赤枠で囲った辺りが客室です。

ドーム内のようすです。RER関係の工事をしているというボードがありました。2023年中に完了するようです。2024年のパリオリンピックに向けたものかもしれませんね。

ホテルへのアクセス

最寄りの公共交通機関はメトロ(地下鉄)1号線かRER(鉄道)A線のラ・デファンス駅です。駅の改札フロアはこんな感じです。ホテルのあるCNITには地上へ出ず、この地下フロアから行くことができました(夜間は除く)。

シャルルドゴール空港からパリ市内までバスの場合は、メトロかRERへの乗り換えが必要ですが、それほど苦労せずに乗り換えができそうです。

メトロはこの駅が1号線の始発・終着駅で、パリ市内と同じゾーンの扱いになっており安く移動できます。メトロやバスを使う旅行者はナヴィゴ・イージーを使うのがお勧め。有人カウンターで簡単に購入できます。

ただし、デファンス地区とパリ市内の間をRERで移動する際には、ゾーン外となるためナヴィゴ・イージーは使えませんでした。

ホテルの概要

この地区に初めて来たので、ホテルの場所が分かりづらくて不安でした。事前にGoogleマップを見てもさっぱり分からなかった。空港からウーバーで来たのですが、ドライバーもホテルの場所が分からず、付近のタクシードライバーに聞いたほどです。何せ、ドームの周りには車が入れず、ホテルの車寄せなんてありませんから。

ドームの中に入ったら、あちこちにヒルトンの案内があるので、迷うことはないと思います。

さて、フロントへ行く通路がスキマのように狭い。

安宿に向かうかのよう。この辺りも工事をやっていました。ひょっとしたらホテルへのアプローチが思いっきり変わる可能性があるかもしれません。

グランドフロアから1つ上の階がレセプションです。

レセプションのあるフロアには朝食会場になるレストランとBARがあるだけでした。▼朝食レストラン入口

この上、たぶん3フロアが客室階で、上から見ると数字の9を横にしたような形になっています。9の真ん中の空間はガラス張りの吹き抜けになっていて、この吹き抜けに面した客室もあります。

写真を撮っていませんが、グランドフロアにはモノップというモノプリ(スーパー)のコンビニ版、地下にはモノプリが入っているので、水・酒・つまみなどが必要な私たちには便利でした。モノプリ専用のシャンパン「ドルジェヴァル」も手に入ります(^^♪安いけど、正真正銘のシャンパーニュです。

客室のようす

私たちが宿泊した部屋は日本的に言うと4階フロアにあり、デファンス広場に面した部屋です。広場はクリスマスマーケットになっていました。向かい側の建物は大きなショッピングセンターで、ハイブランド以外は何でも揃っています。広くて歩くのが疲れるSCでした。

部屋のタイプはキングリラクゼーションルームという名前。

ベッドは広め。

テーブル付きのソファは快適な使い心地。壁掛けのテレビは十分大きい55インチ。TV画面はフランスサッカー代表チームがコンコルド広場で凱旋報告を行っているときの聴衆の映像です。この日は長時間、コンコルド近辺の地下鉄駅が閉鎖され、電車は駅を素通りさせていました。

部屋の広さは十分にあり、スーツケースを2個広げても余裕でした。ただ、ビジネス街立地の割にデスクがないのはどうなんでしょう?

ミニバーにはコーヒーと紅茶、無料のミネラルウォーターは毎日2本置かれていました。冷蔵庫はカラの状態でした。

写真にはミルクが1個写っていますが、これが初期設定でした😲。この部屋には5泊滞在したのですが、補充が4個だったり2個だったり。ミルクの4つの穴がきれいに埋まっていたのは1日だけでした。

長めの滞在だとこのクローゼットはちょっと狭く感じます。

いつやったのか分かりませんが、部屋を全面改装したことがウリになっていました。しかし、ベッドルームはカーペットの汚れなど、全体的にメンテナンスが行き届いていないと感じました。

きれいで広々としていたのがバスルームです。

アメニティは全て固定式のボトル詰めです。クラブツリー&イヴリンというイギリスのブランド。歯ブラシはありませんよ。

バスタブも大きい!

ジェットバス、快適でした。

シャワーブースもあります。熱さと水圧は申し分なし。

トイレが別だったらもっと良かったのですが、洗面・バス・トイレは一緒の場所でした。トイレットペーパーの先は三角に折るんですねぇ。日本だけだと思ってました。

3日目になって突然、バスローブが入れられていました。どうせ使わないのですが3日目に、それも1着だけなんて。

そう言えば2日目の夕方、チェックシートらしきものを持ったスタッフが部屋に問題はないか確認をしにきました。2日目だけ部屋の仕上がりが完璧だったんです。バスローブのサービスはないものだと思っていましたし。ホテルの裏方側で何かあったのかな?

朝食レストラン

フロントと同じフロアに朝食会場となるレストランがあります。窓の外はドーム内という不思議なビューです。

朝食を5回取りましたが、ブッフェ形式の料理、毎日同じものでした。

エッグステーションで料理の変化をつけられるくらい。

着席時にホットドリンクとジュースを聞かれます。お替わりは基本的に自分で行いました。

これと言った料理はないのですが、クロワッサンはサックサクで圧倒的な美味さでした。

レストランのスタッフは接客レベルがまちまちなのがとても気になりました。テーブルにやってきては一言二言会話を交わす愛想の良い人から、まったくつっけんどんな人まで、同じ店の人とは思えないレストランでした。

レストランの外には部屋に持ち帰るためのコーヒーなどが用意されていました。朝食時だけのサービスです。

おわりに

この旅行でデファンス地区のホテルを選んだのは、価格と部屋の広さを重視したから。パリ中心部のホテルは高いですよね。私たちの予算では狭い部屋しか取れないので、部屋が広いヒルトンを選びました。

ただし、ホテルを一歩出たらこんな街並み、っていうパリの情緒は一切ないです。

しかもパリ中心部から離れているので、日中にホテルへ戻ってひと休みする場合はタイムロスになります。その可能性があるならこの立地はお勧めはできません。

私たちは昼間は出たっきりで休憩はカフェ、あるいは座って楽できる路線バスを移動兼休憩場所として活用しました。

パリの街に詳しいのではなく、Googleマップで経路検索したらバス路線出てきますよね。メトロもバスも90分の間は乗り継ぎ自由ですから、余計なお金もかからず車窓から観光もできるのでお勧めです。

記事を書いていたら、また、パリに行きたくなってきました😁
最後までご覧いただき、ありがとうございました。