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ONSEN RYOKAN 由縁 札幌 宿泊レポート

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こんにちは。かーる1世です。

なかなか旅行に行く機会を作れずストレスがたまっています。そんな気分を転換させようと、同じ札幌市内のほぼ中心部近くにある、ONSEN RYOKAN 由縁(ゆえん)札幌に宿泊してきましたので、ご紹介したいと思います。

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2021年2月の利用です。

ホテルの場所

ホテルは北大植物園に面しており、中心地とも言える札幌駅や大通公園から少し距離がある落ち着いたエリアの立地です。

駅からタクシーに乗る距離でもないので、大きな荷物がある場合は少し面倒かもしれません。

 

目の前は北海道庁に関連した建物が数多くある官庁街で、北海道の旧赤レンガ庁舎もすぐそばにあります。

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2020年8月に開業した新しいホテルで、新築のビル一棟がホテルになっています。ホテルの名前がONSEN RYOKANとなっている通り、温泉旅館を標榜した作りになっていて、見上げると近代的なビルなのですが、歩行者目線で見ると旅館のように見える造りですね。

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YUEN-「由縁」とは

文字通り、「ことの起こり」とか「由来」を意味する言葉です。ちょっと変わった名前のこのホテルは、

旅人を迎え睡眠と食事を提供する場である旅館の、その由縁を研鑽して新たな旅館の過ごし方を体感してもらう

ことがコンセプトとなっているようです。

「由縁」のネーミングで展開するホテルは、札幌のほか新宿と世田谷代田にもあり、小田急線が地下に潜ったために生まれた土地に建つ「由縁 代田 別邸」は、バラエティ番組で取り上げられているのを観たことがあります。

 

ホテルを運営するのはUDSという会社で、「由縁」以外のいくつかの名前でホテルを運営しています。

銀座と北京にあるMUJI HOTELも運営していると聞くと、へぇ~となるかもしれませんね。UDSという会社、なかなか面白い事業もしていて気になる会社です。

 

 ホテルの概要

館内は和モダンの落ち着いたデザインで、居心地の良い空間でした。

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12階建ての建物の1階がロビーとレストラン、大浴場が2階にあります。客室は2階から12階まであり、ほとんどがツインかダブルの部屋です。

ファミリー向けにスイートとメゾネットタイプの部屋が少しだけあるようです。

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エレベーター内の表示の通り、自販機コーナーとコインランドリーがぞれぞれ2か所ずつありました。

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1階ロビーエリア

フロントとロビースペースは狭いですが落ち着きのあるモダンな旅館のイメージでデザインされていました。

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フロント

座れるスペースが2か所あります。

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大浴場

2階に大浴場があり、男女それぞれに半露天風呂とサウナも付いています。

(公式サイトより)

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照明が落とされた居心地のよいお風呂でしたが、洗い場が10程度であり、客室の稼働率が上がる平時に戻った時は、時間帯によって混雑することが予想されます。

このご時世ですから、入浴した3回とも2~3人の利用客しかいませんでしたが。

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この温泉は、この地で掘り当てたのではなく、登別市の「登別カルルス温泉」から運んでいるそうです。

どれくらいの頻度で入れ替えているのか分かりませんが、もともとの泉質が無味・無色・無臭であるためか、少しだけ塩素の臭いを感じました。

 

客室のようす

宿泊したのはコーナーツインという27㎡の部屋です。ほとんどの部屋が20㎡~27㎡の広さであり、浴室はバスタブのないシャワーブースのみ。スイートタイプの部屋だけバスタブがあるようです。

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写真ではわかりにくいかもしれませんが、室内は琉球畳が敷かれています。玄関を開けたときに虚を突かれましたが、RYOKANですから靴を脱いで部屋に上がるのは普通ですね。なので、部屋にスリッパはありません。

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客室玄関

7階の部屋に宿泊しましたがこれといった眺望はありません。木々類が見える場所は北大植物園です。

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ベッドは120×195㎝サイズが2台。あらかじめ浴衣が置かれていました。

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窓際に小さ目のテーブルと固定されたソファーがあります。部屋全体の照明が暗いこともあってワーケーションには向かないと思います。あくまでもくつろぐためのRYOKANの部屋です。

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カラの冷蔵庫の上に茶器セットがありました。「とうきび茶」と緑茶のほか、「ごぼうさん」というお菓子があり、これがけっこう美味しかった。

コーヒー・紅茶はありませんでした。

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パナソニック製のテレビが壁にあり、ベッドから観るには場所・サイズ的にちょうどよい位置です。

コンセント類は新しい建物だけあってあちこちにあります。USB端子はベッドテーブルに1か所でした。

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水周りは少し狭く感じました。モノを置けるスペースがもう少しあったらと思います。

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大浴場があるのでシャワーブースは使っていません。

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ロッカーはなく壁掛けハンガーがありました。

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バスタオルとボディタオルはカゴの中に入っており、これを持って大浴場へ行きます。

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レストラン夏下冬上(かかとうじょう)

1階のロビー奥に和食レストラン夏下冬上があります。

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朝食は宿泊者へのみ提供で、昼食・夕食の営業はされていません。建物外からの出入り口もあるので、時機が来れば営業するのではと思われます。

 朝食込みでの宿泊でしたが、料金は2200円のようです。当面の間は和定食での提供、ということなので、通常はブッフェで提供するようですね。

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口コミでは朝食の評価は高く、期待に違わず満足度の高い朝食でした。

メニューがこちら。

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種類もボリュームもあるので、お腹をすかせてレストランに行った方がよいです。ドリンク類はセルフサービスで種類もまずまず豊富でした。

おかずがこちら。

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そして珍しい「ホッケのひつまぶし」(写真は2人前)。これは多分、郷土料理ではないと思うのですが、干物ではない生のホッケがふっくらしていて美味しかったです。

ちなみに生のホッケ、札幌では普通にスーパーで売られています。

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あとがき

ビジネスホテルとコンパクトな旅館の中間のような、珍しいコンセプトのホテル(お宿?)でした。

個人的には部屋が畳敷きなのだから、畳の上に寝転がれるスペースがあればもっと良かったのにと思いますが。

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大浴場の入口にあった雪駄の鼻緒の目印

ホテルの共有スペースはコンパクトながら和モダンデザインが洗練されおり、スタッフの皆さんのきびきびとした動作もあって、居心地の良いホテルであると思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。