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新規航空会社 TOKI AIR (トキエア) 札幌-新潟の往復搭乗レポート

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こんにちは。かーる1世です。

新たに参入した航空会社 TOKI AIR (トキエア) に初めて搭乗しました、札幌丘珠空港と新潟空港を結ぶ路線です。さっそくフライトのようすをご紹介したいと思います

2024年2月の搭乗です。

もくじ

TOKI AIRとは

「トキエア」は新潟空港を拠点にして設立された航空会社です。大手系ではなく外資系でもない、独立系航空会社の参入は15年ぶりだそうです。ちなみに AIRはエアーと伸ばさずに「エア」と読むそうです。

就航するまで何度か延期が続いていたのですが、2024年1月31日、新潟から札幌丘珠に初便を飛ばしました。地元札幌では、ローカルテレビ局がこぞって取り上げていたトキエアのニュースですが、他の地域ではどうなんでしょう?

現在、就航している路線は新潟-札幌丘珠だけですが、今後は新潟を拠点に仙台、佐渡、中部(セントレア)、神戸を予定しているようです。

僕が搭乗したのは初便就航からおよそ1週間後、金・土曜日で往復しました。

TOKI AIR の機材

現在はATR72-600という機材を2機保有しています。ATRはフランスとイタリアの2つの航空機メーカーの共同事業体です。

丘珠空港にはATRの2つの機材が並んでいました。左のJAL機は北海道エアシステムが運航するATR42-600型です。トキエアより機体が5m弱短く座席数が48となっています。

一方のトキエアは胴体が長くて座席が72席あります。

機内に預ける荷物は、前方の貨物室に搬入されていました。なお、貨物室を客室内から見ることはできません。

トキエアの今後の導入機材は、胴体が短めのATR42-600系のほか、スウェーデンの航空機メーカー、ハート・エアロスペースが開発中のプロペラ電動ハイブリット機も検討しているそうです。

運賃など

最安値は6900円からと低運賃で3つの種別がありました。

僕は往復とも片道8000円で予約をしました。LCCではないので、公式サイトの画面に従って予約を進めていっても、追加の手数料が加算されていくことはありません。

手荷物について

預け入れ荷物の大きさには制限がありますが、50㎝×60㎝×120㎝以内のサイズで、重さは20㎏までなら無料です。JAL国内線と条件は同じようですね。無料分の重さを超える場合は超過料金が発生するのもJALと同じです。

一方、機内持ち込みができる手荷物は45㎝×35㎝×20㎝以内のものが1個と手回り品1個の計2個・重さ10㎏までが可能です。中・大型機に持ち込めるようなハンドル付きのキャリーケースは、機内に持ち込むことはできません。小型の飛行機なので仕方がないです。

札幌丘珠空港

札幌市内にある空港ですが、新千歳空港よりずっと短時間で行き来できるかというと、そうでもないのです。丘珠の発着便が増えたこともあって、空港駐車場に空きがあるかも心配なところですし。アクセスについては以前ブログ記事にしているのでご参照ください。www.sapporo-base.net

チェックインは、出発24時間前から公式サイトで可能です。メールで搭乗券がPDFで送られてくるので、預け入れ荷物がなければカウンターに寄らず保安検査場へ直行できます。

僕は紙のボーディングパスが欲しかったので、カウンターでチェックインしました。出発90分前にカウンターがオープンします。丘珠空港のチェックインカウンターがこちら。

ボーディングパスはレシートのような薄い紙に印刷されていました。

搭乗口です。手作り感が漂う丘珠空港ですが、長距離バスに乗車するような親しみやすさがある空港です。

フライトのようす

往路を中心にして書いていきます。

搭乗するのはBV102便、トキエアの2レターはBVでブラボーの略のようです。3レターコードはTOKなので、頭文字TOKIから取られているのですね。

往路は、札幌丘珠空港OKDを11:50に出発し、新潟空港KIJには13:35到着予定です。1時間45分のフライトなので、けっこう長いフライトですね。

ところで、空港3レターのOKDは丘珠の略だと分かりますが、KIJが新潟っていうのは空港名を当てるのが難しいですね。どうしてそうなったかは分からないらしいです。

航空機までは徒歩で移動します。雨の場合は貸し出しの傘が用意されます。後ろのドアから乗り込むのですが、このドアの内側にタラップがくっついています。

新潟空港出発の復路は、あいにくの雨になりました。通常は機内まで徒歩移動ですが、連絡バスが用意されました。

往路の座席は11Eで真ん中より少し後ろ。復路は5Eでプロペラの羽根が見える座席です。

座席の配置は2-2です。革張りのスタイリッシュなシートです。

前の座席とはこぶし1つが入るくらいです。座面の奥行きが短めだと感じました。ひじ掛けが細く造られており、見た目より座席の横幅は狭いです。往復とも隣が空席でしたが、体格の良い人が隣に座ると窮屈だろうと思います。

モニターはなくWiFiもないので、機内の時間つぶしになるものが必要だと思いました。僕は読書とダウンロードしてある音楽を聴いて過ごしました。

テーブルを出すとこんな感じです。

機内誌と言うものはないのですが、シートベルトサインが消えたあと新潟の観光案内雑誌を希望者に配っていました。

初フライトから日も浅かったからだと思いますが、クリアファイルとペーパークラフトも頂きました♬

往路の搭乗率は3割くらい。金曜日のフライトで乗客の半分は観光客といった感じでした。復路の新潟空港発は土曜日ということもあって9割くらいは埋まっていました。こちらも大半は観光客だと思います。

キャビンアテンダントは2名体制。シートベルトサインが消えると機内サービスが始まりました。

これがいつまで続くのサービスなのか分かりませんが、往路はお茶のハーブティー、黒糖饅頭、揚げ餅、缶入りの「浮き星」という金平糖の形をしたあられが配られました。どれも協賛企業からのもので、機内アナウンスでしっかり告知がなされました。

復路は搭乗直前にビニール袋入りで配られました。往路の「浮き星」に代わって「佐渡の金山小判飴」が入っていました。

機内にはカートがあったので、平時に戻ったらドリンクサービスがあるのかも知れません。

フライト中は眼下に雲がかかっており、時々陸地が見える程度。丘珠を離陸してしばらくすると右手に洞爺湖が見えました。

函館の上空を通過しているというアナウンスの後は雲ばかり、どこを飛んでいるのかよく分からないまま新潟空港に着陸です。

新潟空港はすぐ横に日本海が広がっているんですね。こんなに近いとは思っていませんでした。

降機後にフライトレーダーで確認したところ、往復ともほぼ同じルートを飛んでいることが分かりました。

復路の丘珠行きは、北海道に入ると右手に札幌の奥座敷である定山渓温泉が見え、市内から一番近い「ばんけいスキー場」のリフトが動いているのが見えました。この先には札幌の街が開けています。

晴れていたら遊覧飛行並みの素晴らしい景色が楽しめると思います。新潟から丘珠行きは右の窓側席がお勧めです。

まとめ

ATR72-600のフライトは、揺れが少なくエンジン音もさほど大きくなくて快適なフライトでした。

札幌から新潟へ行く理由はそれほど僕にはないのですが、これから路線が広がる新潟の方々には便利な航空会社になりそうですね。佐渡と東京のどこかを結ぶ路線も検討しているらしいので、首都圏の皆さんもそのうち搭乗する機会があるのかもしれません。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。