こんにちは。かーる1世です。
タイ・バンコクのアートシーンが熱い!なんてことを耳にしていたので、滞在中にアートを展示する2つの施設を観てきました。
一つは美術館の要素が強い展覧施設、もうひとつは商業施設です。商業施設はもちろんですが、展覧施設も観覧料が無料!しかも見ごたえのあるスポットなので、アート好きじゃなくても楽しめると思います。
ちょっと寄り道して入場しても損をしないと思いますよ。
2023年10月の訪問です。
もくじ
バンコク・アート&カルチャー・センター
バンコク・アート&カルチャー・センター(略称 BACC)は、いかにも美術館と言ったデザインをしています。
BACCは現代アートに特化した展示施設です。展覧施設と書いたのは、美術館という固いイメージとはちょっと違うから。嬉しいことに入場料は基本的に無料なので、気軽に入館してアート鑑賞が楽しめます。
場所はBTS「ナショナルスタジアム駅」の目の前。BTS/MRT「サイアム駅」からもそう遠くはなく歩くこともできます。
建物は9階建てで、内部はらせん状になっています。
1階のオープンスペースでは、小規模な企画展示ができる場所です。
僕が行った時はユナイテッド・オーバーシーズ銀行 (UOB) が主催するアート・コンペティションの入賞作品が展示されていました。東南アジア5か国の新進アーティストを発掘するコンペティションだと書かれています。
受賞した作品が20点くらい展示されていました。この作品は、鮮やかな森を投棄された家電製品が蝕んでいるという意味に見えます。
こちらの作品は、鳥や象の身体が人間で造られています。
全体はこんな絵です。地獄絵図に見えました。
仏教徒が多い国々のアーティストだけあってこんな作品もありました。下界で踊り楽しんでいる人々がいますが、天上界も楽しそうです。
エスカレーターを使って上がっていきましょう。
各フロアの壁も使って作品展が行われています。
BACCは基本的に写真撮影が可能ですが、三脚やフラッシュそして動画撮影が禁じられています。
小規模な展示室が各フロアにありました。展示だけでなく販売しているアートもあります。
カフェや飲食店もあるのでゆっくりしていられますね。
若いカップルも多くて、デートスポットのようでした。写真のカフェではタイ産のオリジナルコーヒーを味わえます。1階にあるので、通りすがりに利用しても良いかも。
アートの雑貨店や書店も入っています。
メインのギャラリーは7階にありました。2023年10月の入館時は、ジェームズ・ナクトウェイという戦場カメラマンの写真展が行われていました。
展示された写真は視線をそらしたくなるような重いものありましたが、ウクライナのことを思いながら鑑賞してきました。
この展覧会は寄付金を募るだけで入場料は取っていませんでしたが、有料の展示会も行われることがあるようです。
BACCの良いところは、静かに観賞する美術館と違って、同伴者と話しながら作品を楽しめること。アートが身近に感じられます。
MBKセンターの向かい側にあり、サイアム・スクエアも近いので、買い物ついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
リバーシティ・バンコク
開業したのは1984年と歴史あるリバーシティ・バンコク。東南アジア随一のアートスポットだそうです。
場所はロイヤルオーキッド・シェラトンの隣で、館内同士が廊下でつながっています。
シェラトンホテルの北側にあります。
このショッピングモールはかなり広いのですが、それがアート専門だというのが凄い!東南アジア随一どころか、日本にもこんな規模のアートモールはないんじゃないでしょうか。
1階のロビーエリアは天井が3階までの吹き抜け、モダンな内装が一般的なショッピングモールとは一線を画しています。
上のフロアに上がってみます。2階は現代アート中心のフロアです。無料で開かれていた展示室に入ってみました。
若い女性に人気の作家なのでしょうか。多くの女性が熱心に写真を撮りまくっていました。
モール内のショップのショーウィンドウを見て回るだけでも楽しめるほど、バラエティ豊かなショップがあります。
さらに上の階はアートや骨董品のお店が並んでいます。昔ながらの仏教アートの店が多め、高級そうなものを扱っているお店が多く、気やすく店内には入れない雰囲気です。
ただ、どのお店もショーウィンドウ、あるいは通路から店内のようすが見えるので、ぶらぶらするのも楽しく飽きません。
アジアのアンティークものが多いのですが、カメラ専門の骨董店もありましたよ。
上階の骨董品は、お土産用に気軽に買って持ち帰るものはありませんが、1階ロビーに面したMANO GALLERYは、アクセサリーや時計、ティーカップなどが置かれています。値段は気軽じゃないのですが手は届きそう。雰囲気あるアンティークショップです。
その他、1階にはアート系の雑貨店もあり、ひと味違うタイのお土産にもなりそうです。リバーシティ・バンコクの隣は船着き場。ディナークルーズの発着場所でもあるので、クルーズ前後に寄ってみると良いと思います。
ところで、この川沿いの地域は古くから倉庫などの建物があった場所で、それをリノベーションして、おしゃれなカフェや書店、レストランなどに生まれ変わりにぎわっているそうです。(雑誌PEN 2024年2月号から一部抜粋)
リバーシティ近くの交差点には、ガラクタにも見えるオブジェが中央にありました。
このオブジェから北にあるチャイナタウンまでの道、ソンワット通りがリノベカフェやウォールアートなど面白いスポットになっているそう。次の機会には足を伸ばしてみたいと思います。
おわりに
バンコクはホテルステイでもリゾート気分が味わえ、食事も美味しいので、以前から好きな街の一つです。
最近は、奇抜な形の高層ビルや、大規模なショッピングモールが目を引く一方で、見ごたえある寺院、古い建物のリノベーションなど、新しいものと古くからあるものが混然一体としていて、街全体の魅力をさらに感じるようになりました。
(注:写真は僕が生成AIで作成したもので、実在するバンコクの姿ではありません)
バンコク、早く再訪したいと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。