こんにちは。かーる1世です。
コロナ前は「公用語は英語!」と言われるくらい外国人だらけだったヒルトンニセコビレッジに宿泊しましたので、ご紹介したいと思います。
アクセス
札幌から車で高速を使っておよそ2時間、下道でも20分程度余分にかかるだけです。景色を楽しみながらドライブするなら下道で良いかと思います。
公共の交通機関だとJR倶知安駅からホテルまで無料のシャトルバスが循環運行しているほか、ローカルバスでも行けるようです。
ロケーション
ニセコと言えばもはや世界的に有名なパウダースノーのスキー・スノボのゲレンデを持つエリア。そのゲレンデの一つがホテルと直結していて、目の前にあるゴンドラで一気に頂上へ行くこともできます。
頂上まで行くと4つのスキーリゾートへ行き来できるので、4つのスキー場で使える全山パスも販売されているそうです。ホテルスタッフの話だと昨年はゲレンデを独り占め気分、ふかふかの新雪を楽しめたそうです。今年もきっと同じですよね。
スキーは学生時代に滑った以来、全然やっていません。せっかく北海道に住んでいるのですから、今年は滑るためにニセコに来ようかな。
雪のないグリーンシーズンは、2つのゴルフコースや家族で楽しめるアスレチックなどのアクティビティを楽しめます。宿泊した週末、宿泊客の多くがゴルファーと子供連れのファミリーでした。ジップラインもありますよ。
ホテルの概要
建物は18階建てで見る位置によって形が違って見えます。まるで美術館のような凝った造形です。
ホテルの成り立ちは古くて、1982年にニセコ東山プリンスホテルとして開業しています。その後の紆余曲折のあとヒルトンにリブランドしたのが2008年。現在はマレーシアの企業が所有しているようです。
古さは否めないものの、改装がされていて内装はきれいなホテルです。周辺の開発もされていて高級宿泊施設や商業施設もあります(訪問時は休業していました)。
ロビーエリアなど
広い車寄せからエントランスを入るとロビーエリア。広くて高さのある空間です。正面は大きくておしゃれなストーブがあるバーラウンジです。
ラウンジの左手がホテルフロント。
このロビーエリアは円を描いていて3階まであり、レストランや大浴場、売店、ギャラリーなどの共用施設が配置されていました。バブル景気に向かっていく過程で建てられたからなのか、はたまた土地に余裕のある北海道だからなのか、1階エリアは空間を贅沢に使っています。
客室のようす
予約した最安グレードの部屋から1ランクアップグレードされ、デラックスルーム羊蹄山ビューという部屋に宿泊です。高層の15階の部屋でした。部屋の名前の通り、カーテンを開けると目の前に羊蹄山がど~んと見えます。富士山に似た形から蝦夷(えぞ)富士とも呼ばれています。
26㎡のキングサイズベッドの部屋ですが、シングルを1台入れて3名での利用ができるようです。
窓側には3人掛け出来るソファー。
窓の外、正面は羊蹄山ですが、下を見るとゴルフコースが広がっていました。
ベッドと反対側に長い長いテーブルがあり、その上にテレビが置かれていました。無料の水が2本とプレゼントのロイズのチョコレート。全部屋に置かれているのかは不明です。
チョコ、美味しかったです。
長いテーブルの下に冷蔵庫や無料のコーヒー・お茶など。
窓側から入り口を見るとこんな感じです。
洗面台が入口のすぐ横にあるのは珍しい。改装の際にバスルームから出したのかも?
荷物台の下に浴衣と部屋用のスリッパ。レストラン以外は浴衣でOKです。スリッパは使い捨ての部屋用と室外用の2種類ありました。
バスルームはトイレ一体型です。大浴場があるのでトイレしか使っていません。
大浴場
1階に露天風呂付きの大浴場があります。宿泊した時は営業が5:30~23:00。平時は日帰り入浴ができましたが、宿泊者のみの利用可となっており、人数制限のためフロントで入場のためのカギを受け取る方式でした。
浴槽はまあまあの広さがありますが、洗い場のキャパシティがそれほどなく、12程度だったと思います。浴場内部はプリンスホテルとして開業以来、手を入れてないように見えました。写真は公式サイトよりお借りしました。
ニセコの山中をドライブしていると車内にも硫黄臭がする場所があるのですが、こちらの温泉は硫黄の匂いがありませんでした。何かスモークされたような匂いを感じたのですが、妻は無臭だと言っていました。
ダイニング 夕食
レストランはいくつかありますが、もともと冬がメインのホテルなので和食や寿司などコロナと関係なく営業していませんでした。
ホテルの周りは何もないので、夕食は車で出かけるかホテル内のレストランでということになります。夕食にはお酒が必要な私たちはホテル内のレストラン「鉄板焼ピルカ」で食べました。
こちらのレストランは予約が必須です。と言っても17時という早いこの時間帯は私たちの貸し切りでした。19:30スタートとの二部制ですが、こちらの回は満席でした。
メニューはコース2種類、HPCJ会員特典で代金は25%offです(たぶん)。
お酒も含めてちょっとお高めの設定ですね。
ウェルカムドリンクの特典をこちらで利用してスパークリングワインをいただきました。
このあとのお酒はグラスで白、赤とハウスワインをいただきました。
小鉢はチーズと野菜のマリネを生ハムで巻いたもの。
続いて前菜がホタテと野菜。鉄板にまだホタテはのっていません。ちなみにシェフはネパール人でした。
できあがりがこちら。
緑色のソースはニラバターソース。6種類の塩も用意されていました。
サラダです。ボリュームありすぎ。
メインは富良野産の黒毛和牛サーロイン。サシがたっぷり入った柔らかいお肉です。ソースは3種類ありましたが,その中で山ワサビが一番好みに合いました。しかし、最近は脂身のない赤身が好み、というか胃に負担が・・・
シェフとサービスの大阪出身女性と4人で楽しく会話をしながらの食事になりました。お腹がパンパンなのでコーヒーで締め、コースのデザートは部屋に運んでいただけることになりました。ありがとうございます。
デザートはひと段落してから美味しくいただきました。
ダイニング 朝食
朝食会場はメルトというレストランでビュッフェスタイルです。7時からなのですが行列ができていました。ゴルファーは早めなんですね。7:30過ぎにはだいぶ落ち着き、ビュッフェ台も並ばずに料理を取ることができていました。冬は混雑する時間帯が違うかもしれません。
ゴールド会員なので朝食は無料ですが、正規料金が4,226円/人。朝食付きの宿泊予約なら1部屋2人分で4,000円くらいのアップ。正規料金だったら食べないなぁ。ちょっぴり辛い野菜カレーが美味しかったです。
あとがき
冒頭に書いた「公用語は英語」というくらい外国人でにぎわったのも今は昔。外国人のお客はほんの少しですが、スタッフは外国人が半分くらいでしょうか。日本語もちろん通じます。
空いている時間帯のチェックインだったり食事だったりということもありますが、フレンドリーなスタッフと楽しく会話をさせてもらいました。
朝食レストランのマネジャーも忙しい中テーブルを回って会話をされていましたね。ホスピタリティあふれるホテルでした。
コロナの影響で外国人が少ないのもこの冬までかもしれません。コロナ後のニセコを睨んで高級物件がまだ続々と建設されています。
さっそく冬の予約を・・・と思ったら今回の3倍近い室料。ちょっと難しいなぁ。
ご覧いただきありがとうございました。