かーる1世です。
トルコの代表的な遺跡であるエフェスに行ってきました。以前来た時より修復が進んでいたように思います。ただ、立ち入り禁止の場所も増えたような気も。
遺跡観光の後、人気の古い村シリンジェにも寄りましたので、ご紹介したいと思います。
2019年ゴールデンウィークの訪問です。
エフェス Efes 遺跡とは
トルコ語でエフェスですが、ギリシャ語読みのエフェソスとも呼ばれているようです。
世界遺産の登録は2015年でわりと最近だったことに驚きです。広大なエリアにとても良い状態で保存されており、見ごたえのある遺跡です。
場所はこちら、トルコ西部のエーゲ海に近い場所にあります。
かつては港湾都市であったそうですが、土砂の堆積によって、現在の遺跡群は海岸から離れた位置にあります。
海岸と劇場を結ぶ通路がこちら、アルカディアン通り。途中まで行けますが、すぐに進入禁止となります。
海まではかなり距離があると思う。
エフェス遺跡入場
北と南の2か所に入口があり、ツアーの方は片方から入って、もう一つから出ることになるはずです。
ちなみに南口から入って北口から出ると、遺跡内は下り坂で進んで行けます。
車で来た場合は駐車場に戻るため、残念ながら遺跡内を往復するしかありません。広いし暑いしで大変です。
季節によりますが、GWの時期でも暑さ対策が必要だと感じました。合わせてトイレも少ないのでその対策も必要です。
北側入場口からのコース
入口手前にはお土産屋やトルコアイスを売っている店があります。その先でチケットを買って入場。
ここから大劇場まで、大きな遺跡の構造物はありません。アルカディアン通りの辺りにあった説明ボードを見てから大劇場へ。
この大劇場はなかなかの大きさで、24,000人を収容できたそう。この時は、ステージの辺りを修復中でした。
次の大きな遺跡はケルスス図書館ですが、そこへ向かう大理石の道「マーブル通り」に足をかたどった彫り物があります。売春宿の広告だそうです。なぜ地面に広告を彫ったのでしょう?
マーブル通りを歩くと、ひときわ大きな遺跡が見えてきます。ケルスス図書館です。ファサードが2階建てで、その奥の内部が平屋。12,000巻の書物があったそうです。
図書館の右手にある門をくぐるとそこはアゴラ。
アゴラとは。
古代ギリシャの都市国家ポリスにおいて重要な公共空間として不可欠な場所である広場を指すギリシア語で、人が集まることから商取引も行なわれたため、市場としても機能した 。
ウィキペディアより
この先の丘の上にもアゴラがあり、地形からこちらは下のアゴラと呼ばれています。遺石といった感じで、修復された大きな構造物はありませんでした。
図書館前を左に折れると、そこから先は両側にたくさんの遺跡が現れます。住宅地(ここは別料金になっていました)、神殿、劇場、浴場、泉、墓、(遺跡の)公衆トイレなど。
代表的なものを写真でアップしていきます。
上の写真の右手の覆いの中が丘に上の住宅。現在進行形で修復しており内部は建築現場のように作業員が働いています。別料金で入場できます。
古代の公衆トイレ。隣が近いので、用を済ませながらも会話をしていたらしい。水洗です。
ハドリアヌス神殿。きれいな装飾が施されています。
この辺りから振り返って図書館を撮影。
ここから坂をどんどん上ります。通りの途中にあるヘラクレス門。
ニケのレリーフ。上の写真の門のアーチとして飾られていたそうです。
このレリーフがシューズメーカーのNIKEのロゴになったとのこと。
収容人員1,400人の音楽堂であるオデオン。
その他いろいろ。
エフェスは古代ギリシャの大都会です。エフェス遺跡の周辺にも遺跡があり、急ぎ足の旅行でなければ、近隣のビーチリゾートに滞在して見て回るのも良いと思います。
シリンジェ村
エフェス近郊の山間の可愛い村として知られるシリンジェに寄ってきました。
エフェスから車で20分くらいですが、山間部のカーブが連続する細い道を大型バスが何台も通ります。
もはや、観光客とお土産屋だけの村、と皮肉りたい場所でもありますが、昔ながらの風情を残した家並みも少しありました。
あえて行かなくてもという気もしますが、エフェス観光後の食事や息抜きとしては良い村ではあります。
村の上に上っていくと、眺めの良いレストランやカフェがありましたよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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