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トルコ観光 カッパドキア編

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かーる1世です。

1泊2日でトルコ最大の観光地、奇岩が有名なカッパドキアの観光をしてきました。世界遺産だらけのこの地を、効率よく観光ができたのではないかと思います。

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ギョレメ野外博物館

2019年ゴールデンウィークの訪問です。

 

 

 

カッパドキア全体像

 カッパドキアはトルコ共和国のほぼ中央に位置している、アナトリア高原に広がる奇岩地帯です。

数億年前の火山噴火で堆積した火山灰や溶岩が、長い期間にわたる風雨によって浸食され、固い部分だけが残されたために不思議な形の地形や岩ができあがった、トルコ最大の観光地です。

 

まずは、カッパドキアの広域図から。

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カッパドキア広域図

私が観光の拠点にしたユルギュップという街から、時々テレビ番組で取り上げられる地下都市のひとつカイマクルまで、車でおよそ30分。そこから、地球の割れ目かと思わせるウフララ渓谷までは車で50分ほどでした。

 

 

続いて、カッパドキアの中心エリア。

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カッパドキアの中心エリア

拠点にしたユルギュップのホテルから、見どころを単純に結んで外周すると45分ほど。このグリーンの部分がギョレメ国立公園で、見どころが集まっています。

 

 

ギョレメ野外博物館

1985年に世界遺産に登録されたギョレメ野外博物館は、谷のなかに30以上の岩窟教会や聖堂、修道院などがあるエリアで、その中の教会が公開されています。

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ギョレメ博物館のある谷を丘の上から。

 

4世紀頃から多くのキリスト教徒が住むようになったカッパドキアですが、9世紀頃から強まったイスラム教徒の迫害から逃れるために、岩を削った教会や修道院を作ったといわれています。

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穴の中が教会になっています。

 

教会内部は壁画が描かれていますが、岩の内部にあるため光が入りにくかったため良い状態で保存されています。フレスコ画の保存のため写真撮影は禁止されていました。

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教会内部に描かれているフレスコ画。

 

ギョレメ野外博物館での観光は1時間弱ほどでした。屋外を歩く距離は大したことはないのですが、アップダウンのある谷の中を歩くので、ゴールデンウィークの時期でも汗をかきました。夏場は十分な暑さ対策が必要だと思います。

 

夕方からの観光だったので、ここから急ぎ足で移動。車で20分ほどのチャウシンへ。観光できる村ではあるのですが、私たちは車を降りて奇岩を眺めるだけにしました。

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チャウシンの奇岩

 

ローズバレー

ピンク色の岩の峡谷が広がるローズバレーは、カッパドキアのど真ん中に位置しています。ここから見る峡谷のパノラマは必見です。

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ローズバレー

ここの正式の名前はクズル・チュクル渓谷ですが、日没の鑑賞ポイントとしても有名な場所です。夕日を受けて変化する峡谷の景色が素晴らしいそうですが、19時過ぎても日は沈まず断念。

 

カッパドキアの観光方法の一つにバルーンツアーがあります。高いところが苦手な私たちは乗りませんでしたが、バルーンが浮かぶ景色を眺めるのにこの場所が最適だと確信して翌朝早くここローズバレーに再度来ました。

まるで風船が飛んでいるように見えますが、

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正真正銘の気球「バルーン」です。乗らずに眺めるのもなかなか楽しいものです。

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ウチヒサル城

ゲームのキャラクターの名前にもなっている城塞で、ウチヒサルは尖った砦という意味だそうです。表面に開いた穴には鳩が巣を作っており、そのフンを集めてブドウ畑の肥料にしていたんだとか。

 

砦までの道には数多くのお土産屋が並んでいて、さながら参道のようでした。

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ギョレメパノラマ

上のウチヒサル城からカッパドキア中心部のギョレメに向かう途中にあります。駐車場から渓谷側に歩くと、白い岩肌の波と奇岩の谷が一面に広がっていて見ごたえがあります。

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ギョレメ国立公園のその他のみどころ

エセンテベ

ホテルの近くにある場所で、ガイドブックには三人姉妹の岩と表記されていました。道路沿いにあるのでここの奇岩は車窓からも見られます。

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デブレント

少し離れたところにある地域です。岩の見え方から、アシカの群れナポレオンの帽子ラクダ岩などと名付けられた奇岩があります。

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ラクダ岩とシメジっぽい岩

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ナポレオンの帽子とアシカの群れ

 

 

 カイマクル地下都市

カッパドキアから中心部から30分ほど南下したところにあるのが、カイマクルの地下都市です。

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この地域の地下都市には、かつて2万人が暮らしていたというだけあって、アリの巣のように地下深くへと通路が伸び、いろいろな用途の部屋が作られている、まさに地下都市と言える巨大な地下空間です。

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トルコの子供たちの社会学習の場でもあるようです。

 

矢印にしたがって薄暗い迷路のような通路を歩いて行きます。

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この部屋は食糧庫だったと思います。

 

狭い場所やかがんで通るようなところ、階段を使った移動もあります。

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人気の観光地だけあって、お土産屋やジューススタンドなんかもありました。その場で絞ったザクロジュースを飲みましたが、私には微妙な味でした。

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ウフララ渓谷

遠回りの場所だったので行くことをためらった場所ですが行ってよかった。機会があれば渓谷に降りてウォーキングしたい渓谷です。

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渓谷を上から眺めただけだったのですが、切り立った崖の高さが100m、全長は14㎞あるものの幅がそれほどないため、地面の裂け目といった感じでした。

かつての住居や教会が残されており、ツアーに参加しないと楽しめない場所かもしれません。

 

終わりに

私は2回目のカッパドキア訪問でしたが、なかなか充実した満足のいく観光でした。有名どころ以外にも見どころがありそうで、3回目の訪問もアリかなぁと思っています。

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街中のホテルからの景色もなかなかです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。