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トルコの運転と道路事情編【トルコドライブ2】

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かーる1世です。

トルコ国内の運転をした感想を記事にしました。交通規則などの情報はググると出てくると思うので、それを省いて肌で感じた役に立ちそうなことを書きたいと思います。

 

あくまでも個人の感想なので、勘違いや、ひょっとすると交通違反的なこともあるかもしれません。取り締まりの対象となっても責任は一切取りませんので、ご承知おきください。

2019年ゴールデンウィークの情報です。

 

運転の難易度

私は海外に住んだことがありませんので、旅行だけの海外運転経験です。そのほとんどはヨーロッパで、あとは東南アジアの地方の観光地(島とか)くらいです。

 

さて、トルコでの運転難易度

地方(観光地を含め)の運転はハードルが低く、郊外の例えば遺跡などを巡るにはかなり重宝します。

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車があってよかったなぁと思うシーン。

 

しかし、問題は都市部

今回の旅行ではコンヤという街の中心部を走りましたが、車や人が多く、トラムの信号もあり難易度がかなり高いと感じました

 

2車線を3台並んで走る光景はイタリアなどヨーロッパでも見かける光景ですが、片方の車輪を歩道に乗せたまま路肩を走っているのは初めて見ました。

大都市であるイスタンブールの街中は、私は怖くて運転できません。

 

しかし、カッパドキアなどは車があると好きなように、しかも効率的に見て回れるので、現地で1日レンタカーを借りるとか、地中海側のリゾートと遺跡を巡るため2泊3日で借りるのもアリだと思います。 

日本の都市部を普通に運転できる人なら、問題なく運転できるのではないでしょうか。

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この辺りは車かバギーツアーでしか行けない。

 

 

 道路事情

観光地をつないでいる郊外の幹線道路は、ほとんどが片側2車線で中央分離帯がありました。舗装面は日本の国道と大差なく、きれいなところが多くて走りやすかったです。幹線道路の制限速度は、郊外部分が110㎞、街中に近づくと90㎞から街中で50㎞といったことが多かった。

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郊外の幹線道路

 

幹線道に準ずる道路は、片側1車線で制限速度90㎞のことが多く、路面状況はさまざまでした。

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ここはきれいな舗装ですがそうじゃない道もあります。

 

幹線道路も街中に入ると、広い道路を横断しようとする人がたくさん出てきます。横断歩道じゃないところをタイミングを見て渡っていきます。

ただ、西ヨーロッパのように歩行者優先の車社会ではないので、トルコの交通マナーに合わせて運転したほうが安全だと思います。

 

 

有料高速道路

 幹線国道のほとんどが制限速度110㎞のため、有料の自動車専用道路はあまり見ませんでした。

私が利用したのは、地中海側からイスタンブールに向かう内陸の道路です。片側3車線で制限速度が120㎞。舗装面がとてもきれいで、150㎞オーバーで巡行しても怖さはありません(仮定の話です(^^♪)。

 

有料ということもあり交通量はかなり少なめでしたが、建設途中の部分も多数見られ、刻々と有料道路が延長されている感じがしました。

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さて、有料道路の料金ですが、e-chip Sticker というシステムで計算されているようです。

トルコでレンタルする車には、フロントガラスにそのチップが貼られていて、これで計算されているようです。(すべてのレンタカーに付いているのかは十分な情報は得られませんでした。)

 

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ルームミラーの下にあるチップ。目を凝らすとHGと印刷されています。

 

料金所には、OGSとHGSのマークがあり、一般車はHGSの標識の下を通っているようで、それにならって走行しました(初めてくぐるときはビビりました)。

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大型車両はOGSをくぐっていたように思います。そして、日本のETCのようにゲートのバーがあるのですが、ここにある標識の制限速度以下で通過しないとバーが開かないようです。

日本の感覚で通過しようとしたらぶつかりそうになり、あわてて停車するとバーが開きました。

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有料道路料金の請求ですが、レンタカーを借りるときにクレジットカードからデポジットとして、1000TLが請求され、そこから有料道路代金が差し引かれて返金されていました。このデポジットの返却日は車を返却した日と同じでした。


 

交通違反などの取り締まり

速度自動取り締まり機

日本で言えばオービスのようなものがありました。ただ確証があるのではなく、他車がここを通る手前でスピードを抑えていたので、そう思っただけです。

道路をまたぐ構造物の下にカメラらしきものが付いていました。

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街中に入る手前に多く設置されており、これが「速度自動取り締まり機」だとすると、日本のオービスよりも多い感覚です。

 

パトカーによる取り締まり

パトカーが走行している場面は何度か見た程度で、日本より少ない感じがします。それより、幹線道路沿いに、こちら向き(走行車向き)に停まっているパトカーらしき車が時々見られます。車の中から近づいてくる車にスピードガンを向けているようです。

 

そこを通りすぎて少し行くと、道路が1車線に規制されスピード違反の車が捕まる仕組みです。

この状況はとっさに現れるので、残念ながら写真を撮ることができませんでした。

むかし、バスツアーに参加したときに同じような状況を見ており警戒していたので、取り締まりの対象にはなりませんでした。

 

その他の取り締まり

6日間の運転中に数回見かけたのが、警察や軍による車の検査でした。街の入り口辺りに多かったと思うのですが、1車線に規制され目をつけた車をわきに寄せて、車内やトランクのチェックを受けていました。

私も一度警察に止められましたが、窓を開けて挨拶したら「行っていいよ」とすぐに解放されてしまいました。

 

その他気づいたこと

信号や標識

日本や他国との大きな違いはほぼないと思うのですが、1つだけ全く違うと感じた信号があります。

それは、左折したときの信号です。日本では右折と考えればいいのですが、曲がったときに目の前の信号に従わなければなりません。そして、通常その信号は赤のはずです。

左折信号が青でも曲がった先の信号が赤なら、そこで停車しないといけません(中央分離帯のある道路とロータリー部分です)。間違えたら事故る確率が高いです。

 

ガソリンスタンド

日本の感覚からいうと相当多い印象です。燃料切れになる心配はほぼないと思います。1日に1回はガソリンスタンドに寄りましたが、セルフ方式はなくスタッフが入れてくれました。

支払いは店内になりますがすべてクレジットカードで支払いました。ただし、いろいろなブランドのスタンドを利用しましたが、AMEXを使えるところは1軒もありませんでした。

燃料の価格は忘れてしまいましたが、日本よりは高かったです。

なお、英語が通じることはほぼありませんでしたが、燃料の種別と「フル」と言えば問題なく入れてくれます。

 

フロントガラスの汚れ

郊外の幹線道路をハイスピードで移動するので、激突する虫の汚れがなかなか取れません。給油のときに取ってくれるスタンドもありましたが、ただ、虫汚れを取るためだけのためにスタンドに寄ったことも数回あります。

 

多くのスタンドに日本で見かけるような洗車機があり、1トルコリラ(1TLおよそ20円)を投入するとか、トークンを3TLで買って利用する方式などがありました。

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またほとんどのスタンドに無料の洗車スペースがあり、日本では洗車を手伝ったことのない妻が、「初めて車を洗った」とブツブツ言いながら洗ってくれました((^^♪)。

 

動物

道幅が広いうえスピードが出ているので、残念ながら犠牲になる生き物が多くみられました。亀なんかもゆっくり道路を横断していますが、遅いので逆に避けられます。

 

 

終わりに

たった6日間の運転の感想なので、不確かな部分もあるかと思いますがお役に立てれば幸いです。

また、補足をしていただける方がいらっしゃれば嬉しいです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。