かーる1世です。
雪が積もっているかのように見えるパムッカレの石灰棚。温泉保養地でもあるこの地を観光しましたので、ご紹介したいと思います。
2019年ゴールデンウィークの訪問です。
目次
綿の宮殿 パムッカレ
パムッカレは、トルコ語で「綿の宮殿」という意味だそうです。石灰棚の白さを綿と言っているのではなく、昔からこのあたりが大規模な綿花の生産地であったことから付けられた名前だそうです。
今やパムッカレは、世界遺産に登録されている珍しい石灰棚の代名詞と言え、多くの観光客でにぎわっていました。
パムッカレ遺跡と石灰棚
石灰棚の台地の上には、紀元前190年に始まった都市の遺跡「ヒエラポリス」があります。この両者に入場するチケットは共通になっており、入場料は50TL(およそ1000円)でした。
入場するには、台地の上の2か所(北門と南門)か、石灰棚の下(パムッカレ村側入口)でチケットを購入します。
台地にある2か所の入り口から石灰棚までは、有料送迎ミニバスがあるほど距離が離れています。ただし、途中にヒエラポリスの遺跡群が点在しているので、遺跡を見ながら歩くのであればバスは不要です。
私たちは他の場所で遺跡を堪能する予定なので、遺跡側ではない遊歩道をブラブラ歩いて行きましたが、人気のあるメインの石灰棚まで45分ほどかかりました。
スタスタとショートカットしながら歩けば、20分程度かも知れません。帰りは疲れて歩く気力がなくなり、ミニバスを利用して門まで帰りましたが。
遺跡群を見て回る場合は、広い範囲に点在しているので、時間のかけ方によってはこの場所に半日以上の時間を割くことになると思います。遺跡の浴場を利用した博物館もありますよ(別途入館料が必要)。
台地の下にある村側の入り口から入場する場合は、石灰棚を歩いて上っていくことになります。裸足で歩かなければなりませんが、靴は置いていけず手持ちとなります。
石灰棚を歩く
石灰棚は保護の観点から自由に歩くことはできません。立ち入り禁止の場所が断然多いくらいです。しかし、明確な柵がないので、立ち入り禁止場所が分かりにくいのですが、入った場合は警備員に大声で注意を受けることになります。
私たちはせっかくの石灰棚なので歩いて回りたい、ということで1日目は台地の上から、2日目は観光客が少ない台地の下から入場してみました。
石灰棚は、上から流れ出る石灰分の多いお湯(温泉)が結晶して、白い台地を作ったものです。しかしこのお湯、熱くはありません。なので、台地下からはけっこうな距離を登るため、寒い時期は足が凍えて難しいかもしれません。
パムッカレ温泉
メインの石灰棚のそばに、お土産やちょっとした食事ができる建物があります。その建物のそばにパムッカレ温泉と呼ばれる(そう呼んでいるのは日本人だけかも?)プールがあります。
プールの底にはローマ・ギリシャ時代の本物の遺跡が転がっています。私は入っていませんがお湯はぬる目で、温暖な季節なら気持ちよさそうです。
ホテル ドガ・サーマル・ヘルス&スパ
パムッカレ北門から車で2分くらいのカラハユットという街にあるホテルに泊まりました。この街はいわゆる温泉街で、大小のホテルやペンション、お土産屋が軒を連ねています。
モニュメントの色が示す通り、鉄分を多く含んだ赤みがかった色の温泉で、観光だけでなく療養に来る人たちもいるそうです。
宿泊したホテルは街のなかでも大型の施設で、団体の方たちもたくさん来られていました。
ホテルの名前の意味はドームのテルマエ?じゃないかと思います。建物は円形で温泉プールを囲んでおり、天井はドーム状のガラス張りでした。
グランドフロアにはプールのほか、温浴施設、サウナもあり自由に利用できます。もちろん水着着用で、プ-ルは帽子の着用も義務付けられていました(100円ほどで買えます)。
SPAもこのフロアにありマッサージを受けてみました。お手頃価格ですが、東南アジアで受けるほうが質が高い気がします。
ホテルは夕朝食付き。なんだか日本の温泉旅館みたいですが、夕朝食ともブッフェスタイルです。団体さんが多い大箱のホテルですが、料理は少なくなるとしっかりと補充してくれる上、種類も多くまったく文句のない食事ができました。
レストランスタッフのホスピタリティも高くて、ワイワイガヤガヤしてる中での食事ですが楽しめました。
ワインはもちろん別料金です。トルコワインは美味しくてしかも安い (^^♪
終わりに
トルコ観光では、はずせないパムッカレの石灰棚。世界中からやって来る多くの観光客で賑うだけのことがある奇観です。
しかし、パムッカレの石灰棚や遺跡を見るだけでなく、温泉を利用した施設を持つホテルで時間を割くのも、楽しい思い出のひとつになりそうです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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