こんにちは。かーる1世です。
成田国際空港からオークランド国際空港まで、ニュージーランド航空のビジネスクラスに搭乗しましたので、ご紹介したいと思います。
2019年11月の利用です。
NZ90便の概要
機材はボーイング787-9です。座席数はビジネス18、プレエコ21、エコノミー263席のタイプ。
スケジュールは、成田18:30発、オークランド9:05+1到着となっており、ニュージーランドがサマータイムのため日本より4時間進む時差があります。
仕事を終えて飛行機に飛び乗り、オークランドに着いたら午前中から仕事が可能なスケジュール。旅行者もニュージーランド国内線に乗り継ぎ、到着地で観光ができるというベストともハードとも言えるフライトです。
実際のフライトは次の通りで、10時間のフライトでした。
この機材はエコノミークラスの前方にスカイカウチが設定されています。ANAのホノルル行き「ホヌ」で話題になった座席ですが、ニュージーランド航空が先駆者です。
航空会社の評価としては、AirlineRatings.com の中で最高賞の「エアライン・オブ・ザ・イヤー2020」を受賞しているようで、これは2014年から6度目の受賞だそうです。
Cクラスのレイアウト
NZが保有するB787-9のビジネスクラスの座席レイアウトはかなり変わっています。
搭乗した機材のレイアウトがこちら。
横にA-J-Kと3席の配置ですが、窓側の座席は窓を背にして斜め前を向いて座る配置です。
J列の背中が壁になっていてAとJの行き来はできません。JとKは斜め向きで隣り合っていますので、複数で乗るときはこちらの席が向いていると思っていました。
一人旅なのでA列を指定。
写真では通路が狭いように見えますが、そんなことはなくカートが普通に通ります。
上の写真がA列の並び方です。座ってすぐに気づいたのですが、前の座席の方がまるで横に座っているかのような感覚になります。
いや、横というより斜め前。
前の座席に座っている人の頭が視界に入ります。ちょっと振り向かれるだけで、至近距離で目が合ってしまう。
カップルならA列の前後で座ったほうが会話をしやすいと思います。
JとK席の関係は、お互いの様子を見られる感じになります。
通路を挟んでいて離れているので、小声での会話は難しそう。
フライト中、日本人以外は見知らぬ人でも前後の座席で会話をしている光景をよく見かけました。
座席も人もオープンな印象です。
座席の配置に長々と説明してしまい、かえって分かりにくくしたかも。
座席まわり
通路からシートを撮った写真です。
通路側にオットマンがあります。置いた足が通路を歩く人とぶつからない構造になっています。
乗せた足は通路を歩く人からまる見えですが。
座席左側の壁にモニターが収納されており、プッシュボタンで目の前に引き出すことができます。
モニターの下にUSBコネクター。
タッチスクリーンであり反応も良かった。
IFEのコントローラー。モニターの下部にあります。
ヘッドフォンはノイズキャンセリング機能付きです。
右側の壁にシートのコントロールボタンがありました。使い方は単純明快。
フルフラットになるシートですが、座った状態では真っ平になりません。寝るときはCAさんにお願いしてベッドメーキングをしてもらいます。
背もたれを前に倒して平らにする構造で、シンガポール航空の一部の機材もこんなシートがありますね。
ベッドメイキング中の写真がこちら。
離陸後に夜行便だからか照明がムーディーな紫色になりました。
機内で撮った写真のほとんどが紫になってしまったので、少しだけフィルターをかけてアップしています。
アメニティポーチはソフトなタイプで、使いまわしがしやすいと思います。
内容物に特筆すべきものはありませんが、歯ブラシが変わったデザインでした。柄の部分が木製で、ブラシ部分の色が黒色です。靴ブラシみたいでおもしろい。
スリッパは甲の部分をマジックテープで留める機内用としては珍しいタイプ。使い勝手が良いです。
安全ビデオ
機内安全ビデオはラグビーのオールブラックスが出ています。名前を知らないのですが、多分、有名な選手だと思います。
おっと思わせてくれたのが、アメリカ版スーツで弁護士のルイス役(日本版では小手伸也さんが演じた役どころ)を演じたリック・ホフマンが、ニュージーランド航空の顧問弁護士役で登場していること。
しかも、ドラマを彷彿させるコミカルな立ち位置。
ニュージーランド出身なのかと思いましたが、後で調べたらアメリカ人です。好きなドラマだったのでビデオに釘付けになりました。
夕食
座席にはあらかじめペットボトルのミネラルウォーターが置いてあります。ウェルカムドリンクはシャンパンをいただきました。
プラスチックではなくちゃんとしたグラスです。ドリンクを置ける小さな折り畳みテーブルが窓側にありました。
食事や飲み物のメニューが座席にありました。このフライトでは離陸後に夕食、到着前に朝食が提供されます。
スターターとともにまたシャンパン。
前菜は「茄子のみそ焼き」か「スモークツナ」パンは3種類の中から「ガーリックブレッド」を選びました。
飲み物は赤ワインにチェンジ。ワインメニューにはニュージーランド産とだけの表記です。赤は2種類の中から「カベルネ」を選びました。もう一つは「ピノノワール」だった記憶。
ガーリックブレッドがしっとりで美味しく、このあとずっとこれを選んでいました。
メイン料理は搭乗時に事前オーダーを取っています。
3種類の中から「金目鯛のソテー」を選択。他の2つは「牛ほほ肉の赤ワイン煮」と「鶏のすき焼き風」
デザートには「アイスクリーム」と「チーズ」の2種類をもらい、ポートワインでいただきました。
朝食までの間にお腹が空いたら「ポークカツサンド」があるようです。また、ギャレーにはスナックなどつまみが置かれていました。
朝食
オークランド到着の2時間ほど前から朝食が配膳されました。メニューはこちら。
飲み物、スターターとしてヨーグルトやシリアルなどとパン。メインは3種類の中から選択です。
フルーツサラダと炭酸水、クロワッサンとメインに「サーモンの照り焼き風」をいただきました。メインはほかに「オムレツ」と「ワッフル」の選択肢がありました。
終わりに
通路側を向いた変わり種のシートで、プライバシー感がないような気がするのですが、ベッドにしてみるとあら不思議。足元以外は壁で視界が遮られて、寝ている分には個室感があり爆睡でした。
でも、通路を歩く人から丸見えですけどね。
他社に真似されない座席配置だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。