こんにちは。かーる1世です。
今年最後の記事は、登別温泉にあるリーズナブルな旅館「花鐘亭(かしょうてい)はなや」の宿泊レポート。
2019年12月の利用です。
お宿の概要
場所は登別温泉の入口辺りにあり、温泉街からはちょっと離れた、客室数が少ない小さなお宿です。
フロントもご覧の通りこじんまりとしています。
お宿の弱点
このお宿の最大の弱点は、お風呂が狭いこと。お風呂の写真を撮るわけにはいかないので、公式サイトから拝借した写真がこちら。
雰囲気は良いのですが、洗い場が写真に写っているだけの4か所。浴槽も3人浸かっていたら入浴を遠慮するくらいの広さです。
もう一つの弱点は、建物の外観がだいぶ傷んでいること。
裏手にある駐車場から歩いてくると、手すりなどの鉄の錆がけっこう目立ってしまいます。
あとは、立地が温泉街から離れているというのも弱点かな。
登別温泉には、ドライブがてら日帰り温泉の利用など、札幌に住んでから何度か訪れた場所なのですが宿泊したのは初めて。
しかしこのお宿、リピート決定です。
その理由は、おいしい料理と源泉100%の温泉、そしてお値段です。
お食事
温泉宿に泊まる目的のひとつはお食事ですね。大型の宿はバイキング形式が多いですが、ここの料理は「ひとつひとつ丁寧に」というのがコンセプト。
夕食は仲居さんが部屋へ配膳するスタイルです。(基本的に部屋食ですが、食事会場も選べるようです)。
予約したのは、いちばんリーズナブルなもの。献立はこちらです。
それでは、夕食のご紹介。
前菜は手前から「にじますのマリネ」「鴨ロースオレンジ煮」「蟹のみぞれ和え」
食前酒の梅酒と「お造り三種」「さんまの酢の物」「胡麻豆腐」
鍋は「登別豚」をしゃぶしゃぶで。
温物として「野菜5種盛り」を胡麻つゆorおろしつゆで。
お凌ぎに「稲庭うどん」。
焼き物は「虎杖浜(こじょうはま)産のにじます西京焼き」。
ごはんは、北海道米「ななつぼし」。
デザートは「ラフランスのシャーベット」。
アルコールは、日本酒や焼酎のほか、道産ワインなど。
「ヘルシー会席」という名のコースで、ヘルシーだったかは別にして、とても満足できる料理。
これが1泊2食で一人1万円(税別)という、とってもお得な料金です。
朝食
朝食会場で基本の料理+ブッフェというスタイルです。
お宿の方によると、お客の5~7割が個人旅行の外国人だそうで、かつては畳の上に座ったんだろうと想像できる部屋に、椅子・テーブルの席が用意されています。
お品書きとお膳がこちら。可愛らしい2段の引き出しの中におかずが入っていました。
ブッフェ台には十分と思える種類の料理が揃っていました。
どれも美味しく頂いたのですが、道産米の「ななつぼし」が印象に残る美味しさ。米をこんなに食べたのは10代の頃以来だったかもしれません。
ちなみに、コーヒーやジュースなどのドリンクは、フロント前の小さなスペースに無料で飲めるコーナーがあり、食事や入浴後に利用できます。
温泉
お風呂場は狭いのですが宿泊者が多くはないので、空いている時間を狙っていけば問題ありません。
私は3回入浴したのですが、狙い通り3回ともほぼ貸し切りでした。宿泊したのは土曜日でそれなりに多くのお客がいたのですが、タイミングだけでなく外国人の入浴回数が少ないこともありそう。
ここの温泉の特徴は、源泉100%かけ流し硫黄温泉であること。登別温泉でも100%かけ流しは珍しいそうです。
公式サイトからお借りした写真ですが、お湯はこの通り白濁しており、硫黄の匂いがかすかにしていて、「温泉にきたなぁ」と思わせる気持ちの良い泉質でした。
お部屋など
建物の外観は古さが否めないものの、内部はリフォームされており館内や部屋とも清潔でした。
宿泊した部屋は10畳の和室。和室が中心のお宿ですが、洋室と和洋室もあるようです。
部屋はいたって普通の和室です。浴衣は2種類あるのが今風でしょうか。
アメニティもそれなりに用意されています。
そういえば、部屋に案内された後の御もてなしに、抹茶をたてて持ってきてくれます。お菓子も美味しく、お土産に買って帰りましたよ。
あとがき
登別温泉は大型ホテルが多く、外国人の団体客がたくさん宿泊している温泉街です。
そんな中で、個人客をターゲットにした「花鍾亭はなや」は、従業員のおもてなしを感じる温かなお宿でした。
気軽に行ける価格で、料理と温泉の満足度が高いお宿。また近いうちに訪問します。
さいごに
この記事が本年最後のブログとなります。
つたない文章のブログながら多くの方々に訪問していただきありがとうございました。