こんにちは。か~る1世です。
旧市街の歴史地区の中心-トプカプ宮殿やアヤソフィアなどの見どころはびっくりするほどの人。初めてのイスタンブール訪問なら絶対に欠かせない観光スポットですが、今回は3回目の滞在。この滞在ではガイドブックに小さく載っているような所に行ってきました。
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2026年ゴールデンウィーク中に訪問した際のレポートです。(記載した情報は利用時のものなので、利用の際は各公式サイトでご確認ください)
もくじ
2026GWのイスタンブール
イスタンブールには4月30日から5月3日まで3泊4日滞在しました。天気は晴れの日もあれば小雨の日もあり、気温は20℃に届く日はなく、日中は10℃から18℃くらいで推移していました。

朝晩は薄手のダウンが欲しいくらいですが、昼間の陽射しがある場所は長袖シャツ1枚でもOKという感じです。ただ、2026年GWのイスタンブールは例年より寒かったらしいです。

飲食店の価格は日本と同じか高いくらいに感じました。為替レートのせいかも知れませんが、僕が前回来た7年前の感覚からすると高くなったなぁという印象です。
ここの両替屋のレートは少し悪いですが、1,000円が250TL(トルコリラ)です。金額をざっくり把握するために、1TLに4を掛けて計算していました。
この記事で訪ねたエリアを黄色いマーカーで記しました。ピンクの「スルタンアフメット地区」は初めてのイスタンブール観光では欠かせない地区ですが、今回は通り抜けただけで観光はしていません。
新市街
新市街のランドマークは高さ67メートルのガラタ塔。
金角湾をはさんだ対岸から見ると高台に建っているのが分かります。登っていませんが景色は良いはず。
ガラタ塔の近辺は古い石造りの建物が多く、建物好き(猫好きも😹)はブラブラ歩くのが楽しいエリアです。
猫も多く見かけました(良く見ると猫が写っていますよ)。
見どころスポットはガラタ塔がある丘の斜面だけでなく、ボスポラス海峡沿いや丘の上にもあります。丘のふもとからトンネルの中を登っていくのがケーブルカーのテュネル。
数分で終点まで一気に登っていきます。単線ですが真ん中ですれ違うため、それほど待たずに次のケーブルカーがやってきます。写真は駅にあった断面模型です。ゆるやかに見えますが、実際はキツイ勾配です。
丘の上に上がるとイスタンブールを代表する目抜き通りのイスティクラ-ル通りに出ます。ノスタルジックな路面電車が、この目抜き通りをタクシム広場まで走っています。
歩行者天国のメインストリートの両側には、ショップやレストランなどがひしめいています。トルコのお菓子を売るお店も多いですね。
路地にもショップが数多くあるので、横道に入るのも良いと思います。
メインストリートに面してカトリック教会があります。イタリア様式の美しい教会で自由に見学できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
メインストリートと並行するソフィアリ(Sofyalı)通りには、数多くのビアバーが並び、夜になると多くの人で賑わいます。近くのホテルに泊まっていたので、僕も2軒ほど利用してみました。
雑然としていますがそれがこの界隈ならではの活気を生み出していて、歩いているだけでも楽しい雰囲気の通りです。
新市街は丘の上に広がっており、天気が良ければ金角湾の向こう、マルマラ海に沈む夕日が観られます。
スィルケジ周辺
旧市街側にあるスィルケジ。金角湾に架かるガラタ橋やその橋から釣りをしている人、そして、名物のサバサンドを提供する屋台やレストランで有名なエリアです。
ジャーミィ(英語ではモスク=イスラム寺院のこと)がいくつもあるので、新市街側から見るとシルエットが美しい風景を作っている地区です。日常の足となるバスやトラム、そしてフェリーなど交通の要となっている場所なので、観光客も行きやすい地区の一つです。
ガラタ橋に一番近いのがイェニ・ジャーミィ。1663年に完成した大きなジャーミィです。
エジプシャン・バザール
ここをぐるっと回って裏側にあるエジプシャンバザール(トルコ語でムスル・チャルシュス)に向かいました。
イェニ・ジャーミィを運営するために造られた市場で、エジプトからの貢物を集めて設営されたことからエジプシャン・バザールと呼ばれているそうです。内部はグランドバザールと比べたらかなり小ぶりです。
グランドバザールのような偽ブランドの店は少なく、お菓子などのお土産屋が多くありました。トルコのお店の人はまだ日本人を見分けることが出来るようで、ニイハオという声はかけられません。
リュステム・パシャ・ジャーミィ
周囲の建物に埋もれて目立たないジャーミィです。
バザールから続く問屋街に入口が2か所ありますが、これもまた目立たず見落としそうです。
そのせいで空いているのかもしれませんが、小さいながら見ごたえのあるジャーミィです。
1500年代後半の建物で、内部の装飾にタイルがふんだんに使われています。
500年近く経つイズニックタイルは、今でも出せない色があるのだそう。
お土産コーナーには日本語のパンフレットだけが残っていました。この近辺は来やすいので、ちょっと寄るだけでも損はないです。
ベヤズット地区
スレイマニエ・ジャーミィ-大ヒットドラマの皇帝が眠る-
このジャーミィはオスマントルコ帝国スレイマン1世が建立した、丘の上に立つとても大きなジャーミィです。中央のドームがこちら。
別の丘に行ったのでそこから全景を撮ってみました。遠くの丘に見えるのがスレイマニエ・ジャーミィーです。遠くからも目立つ場所に建っていますね。
イスタンブール大学近くの入口を目指して歩いていくと、ドラマの主人公の衣装を着て撮影できるフォトスタジオを発見。
日本では オスマン帝国外伝 ~愛と欲望のハレム~ というタイトルで、今でもAMAZONプライムで観られます。僕は2~3話くらいしか見ていませんが、世界的な大ヒット作品だそうです。
ドラマの内容を簡単におさらいしてみます。
16世紀、オスマン帝国が最盛期を迎えた時代を舞台に、
主人公は皇帝スレイマン1世と、奴隷から皇后へ上り詰めた寵妃ヒュッレム・スルタン。宮廷ハレムを舞台に女性たちや宰相、皇子たちとの権力闘争や恋愛、陰謀を描いた歴史ドラマ。
ジャーミィの庭から、金角湾やその向こうの新市街はもちろん、ボスポラス海峡やアジア側が一望できます。
目の前に連なるドームは隊商宿です。半端ない数です。
中庭からミナレット(細長い塔)を撮りました。2本しか写っていませんが全部で4本あります。4本あるのは皇帝が建てた大モスクの証だそうです。モノクロ写真しか残っていませんでした😲。
歴史地区にあるスルタンアフメト・ジャーミィ(別名ブルーモスク)は6本のミナレットがあり、あちらは別格のジャーミィです。
こちらはドームの内部です。16世紀にこんな大きなドームを造ったのですね。
こちらは皇帝の霊廟。皇帝や娘そして皇族の棺が並んでいますが、遺体は地下室に埋葬されており棺は象徴とのことです。スレイマン1世の棺が人気なのはドラマのお陰でしょう。
別の場所にヒュッレムの霊廟があります。東欧出身の奴隷だったそうで、気のせいかも知れませんが、東欧系の観光客が多かったように思います。
ゼイレック・ジャーミィ
スレイマニエ・ジャーミィから丘を一つ越えたところにあります。元は修道院で12世紀前半の建築です。
18世紀の地震と火災で内部は荒れ果てており、1960年代から修復作業を行っている最中だそうです。
中庭にあるかつて僧房だった建物はレストランになっています。中庭は丘の上にあるので眺めが良いです。
ここからバスでグランドバザール方面へ移動中、車内からヴァレンス水道橋が見えました。
昔々、今では地下宮殿と呼ばれる人気観光地になった貯水池に、この水道橋を通って水が注がれていたそうです。
グランド・バザールには行かず、その南側の地区クムカプ(Kumkapı)へ。下町の雰囲気たっぷりのローカルエリアですが、レストランがたくさんあります。
東に歩けば人気観光地のスルタンアフメット地区なので人通りが多く、また、マルマラ海を見下ろせる眺めの良い地形であることも一因でしょうか。
この地区の西側にマルマラ海に面したフェリーターミナルがあります。ここからオスマン帝国発祥の地であるブルサという街に行くフェリーが出ています。
ブルサは日帰り観光も可能なのですが、温泉地でもあるので2泊くらいしたい街。なので今後の参考のためにターミナルのようすを見てきました。
フェリーの本数はけっこうありますが、ここに大きなスーツケースを持って来るのは大変そうな場所でした。
金角湾周辺
聖スティーブン・ブルガリア正教会
交通の要衝であるエミニョニュからT5で乗車時間10分。
金角湾沿岸の中央あたりまで来たのですが、トラムはスピードが早いですね。あっという間に降車するBalat駅に着きました。ここから目的の教会まで徒歩6~7分です。
19世紀に建てられたこの教会は、写真では伝わらないと思いますが全体が鉄でできているので、別名「鉄の教会」と呼ばれています。
内部はさほど広くはないですが、金を多用していてキラキラです。
修復作業を終えて間もないので、内部や外観は細部まで美しく保たれていました。
カラフル・ステアーズと近隣の建物
聖スティーブン教会から丘側に歩くと、カラフル・ステアーズというスポットがあります。文字通りペンキでカラフルな色を塗っただけの、ただの写真映えスポットです。階段の下から撮らないとカラフルさは分かりませんね。撮ってなかったです😲
近隣の通りに並ぶ建物を観て歩くほうがよっぽど良いです。
建物の1階はレストランなど、ほとんどが何らかのお店です。
写真で見るとトルコっぽくない地域ですね。おしゃれなカフェもあります。
金角湾フェリー (ハリチ線)
帰りはトラムではなく金角湾フェリーで帰ることにしました。現地ではHattı(ハリチ線)というようです。
このBalat港は5番線のフェリーしか停まらないので、逆方向に乗らない限り目的地の新市街カラキョイに確実に停まります。
途中でくぐったこの橋はハリチ・メトロ橋。橋の中央にメトロM2線のハリチ駅があり、両岸に歩行者用の通路が伸びています。M2に乗ったらこの駅で一旦下車して景色を眺めるのもありかも知れません。
ガラタ橋をくぐり、無事カラキョイに到着です。
5月1日のメーデーとアジア側
イスタンブールのメーデーは大規模なデモがあることを調べて知っていました。道路封鎖や運休するメトロもあるのですが、前日に食べた旧市街にあるレストランで聞いたら、普通に営業してるとのこと。それを聞いて油断してしまった😢
泊まっていたのは新市街にあるホテル。目の前の路地は封鎖されメトロM2線の最寄り駅には入れませんでした。
アジア側へ行こうと考えていましたが、あちこちフェンスでふさがれています。
特定のお店の前にはマシンガンを持った警官が立っていましたよ。暴徒が略奪する可能性もあのでしょうか?
人が通行できる道は限られていましたが、何とか丘を下ってカラキョイの港からアジア側のユスキュダルへ。
そこからメトロで南東にあるカドキョイヘ向かってみました。港に向かうと大勢のデモ隊が途切れることなく行進していて、殺気立ってはいませんでしたがシュプレヒコールが怖いです。
港から続く行進は街中の目抜き通りへと曲がり、その後折り返して港に戻っていました。道路を渡って反対側に行きたかったのですが通行は出来ず、仕方ないのでカフェで食事。
その後、デモ隊が途切れたときに警察が通り抜けさせてくれたので、海岸の公園を目指しました。しかし、あいにくの天気で景色も悪く撤退することに。
カドキョイの港にやってきました。デモ隊は少なくなっていましたが、港の大部分を警察が封鎖しており、フェリーも一部の目的地だけの運航でした。
ボスポラス海峡の下をくぐる激混みのメトロT1を使って旧市街へ戻ることに。旧市街は歩いただけですが、ブルーモスクやアヤソフィアの辺りは普通に観光が出来るようでした。
メーデー(5月1日)は、観光はできるけど道路の封鎖が多く、メトロなどの公共交通機関も止まっていたりするので、目的地へ行く足を考える必要がありますね。
アジア側のカドキョイに行ったのは失敗でした😢。その年によって規制の場所や程度が変わることがあるそうですが、新市街のタクシム広場は毎年、規制されてデモ隊の要塞と化すようです。
宿泊したホテルはタクシム広場に続く通りに近いので、ホテルへ戻るためにフェンスを突破する必要がありました(夜遅くまで規制されていました)。そこで威力を発揮するのがホテルカード。デモ行進の道でない限り、警官に見せるとフェンスを開けて通してくれます。
ホテルカードを持ち歩け、という情報を得ておいて良かった😁
スルタン・アフメット地区(2019年)
7年前、同時期のゴールデンウィークに、歴史地区のスルタン・アフメット地区を観光しました。当時と今では施設の状況や観光客の数、そして物価が全く違うのですが、ご参考までに記事をリンクします。
地下宮殿とブルーモスク
アヤソフィアとグランドバザール
トプカプ宮殿とドルマバフチェ宮殿
ボスポラス海峡クルーズ
まとめ
今回のイスタンブール滞在は、ヨーロッパから日本へ行くフライトがうまく取れず、イスタンブール発の帰国便を取ったからです。消極的に選んだ滞在とは言え、ブログ記事を書いているとまた行きたくなるのが不思議。近郊の街ブルサで2泊くらい滞在したいので、4度目のイスタンブールがあるかも知れません。

長いブログ記事になってしまいました。ご覧いただきありがとうございました。