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【コートダジュール】ヴァンスの旧市街とマティスのロザリオ礼拝堂 <2026.GW>

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こんにちは。か~る1世です。

ニースから路線バスで行ける近郊の街ヴァンス。そこにはマティス晩年の集大成ともいえる作品「ロザリオ礼拝堂」があります。

訪問は2回目ですが前に来た2014年当時にはなかったミュージアムが造られた上、礼拝堂の写真撮影が可能になっていました。これはとても嬉しい誤算でした。

「本ページはプロモーションが含まれています」

2026年ゴールデンウィーク中に訪問した際のレポートです。(記載した情報は利用時のものなので、利用の際は各公式サイトでご確認ください)

くじ

路線バスでニースからヴァンスへ

ニース空港の近くにあるグランアレナスのバスターミナルから、路線バスでヴァンスに向かいました。

乗車時間は50分ほど。始発から終点までの乗車なので座って行けます。バス停が27駅もあるのに料金は1.7ユーロ、ニース市内の1区間乗車と変わりません。

現金やクレジットカードでは乗れないので、事前に「La Carte」を用意しておくか、ドライバーから購入(その場合、デポジット2ユーロ+乗車料金2ユーロ)します。

ヴァンスに近づくにつれカーブの多い山道になります。終点は旧市街から少し外れたバスターミナル。Chapelle Matisse の案内に従って歩きます。 

すれ違う村人のほぼ100%が、ボンジュールと挨拶してくれます。前回はレンタカーで来て礼拝堂の前に停めたので、こんなにのどかな道だとは思っていませんでした。13~14分歩くと礼拝堂に到着です。

ロザリオ礼拝堂

アンリ・マティスが療養中に知り合った看護士が後に修道女となった縁で、晩年に手掛けることになった小さなカトリックの礼拝堂です。

こちらは裏側から撮った写真です。左手が礼拝堂、右手の3階建ての建物はミュージアムです。

ロザリオ礼拝堂

1947年から1951年にかけて建設。ステンドグラスの依頼を受けたマティスは、建物をはじめ、ステンドグラス、壁画、祭壇、司祭の祭服に至るまで、礼拝堂のほぼすべてをデザインした。

77歳という高齢で引き受けたマティスは、この礼拝堂を「自身の芸術の集大成」と考え情熱を注いで完成させた。

ビジター入館情報 (2026.05現在)

冬季 (11/1~3/1)*注2月末までだと思います

 火~土曜日 10:00~11:30 / 14:00~16:30 *日~月と祝日は休業

夏季 (3/1~10/31)

 火~土曜日 10:00~11:30 / 14:00~17:30 *日~月と祝日は休業

入場料を払い内部へ。マティスの写真の向こうにヴァンスの旧市街が一望できます。

ミュージアム

始めにミュージアムで展示物を観覧しました。礼拝堂の隣にある修道女の迎賓施設を改装して2016年にオープンした3階建ての建物で、僕はその完成前に来ているので初めての観覧です。

ミュージアムは思った以上に広々としていました。

展示物をいくつか掲載します。

礼拝堂の起源や模型アトリエで描いた礼拝堂内の壁画の下絵

司祭の典礼服

マティスとやり取りした書簡

礼拝堂

礼拝堂に入ります。前に来た時はこの辺りの狭いスペースに入館の受付があったと記憶しています。「撮影は禁止」と修道女から静かに言われたのが印象に残っていますが、現在の受付は修道女ではありません。 

礼拝堂の全景です。椅子に座って壁画やステンドグラスを鑑賞できました。

マティスが考えた装飾を減らし光そのものを祭壇画にしたミニマムな祭壇。最近の傾向として、マティスの「簡素さを重視する」流れを受け継ぐ祭壇が増えているそうです。

横のステンドグラスから差し込む光で、礼拝堂の空間が演出されます。

内部には壁画が3つあります。最も印象的なのは「十字架の道行き」。キリストの受難から磔刑までの14場面が一つの壁画にまとめられています。

その他に「聖母子像」と「聖ドミニコ像」が描かれていました。写真は聖ドミニコ像と付属室につながる通用口。通用口の扉も礼拝堂内のデザインに調和した作品です。

以前は絵葉書を買うしかなかった礼拝堂の内部。いつも椅子が配置されているのか分かりません、ゆっくり鑑賞できた上に写真も撮れる。これで観覧料がたった7ユーロとは大満足です。

帰りに裏手の崖に回って下から写真を撮りました。傾斜地に建っていることが分かります。

ヴァンス旧市街へ

ロザリオ礼拝堂を出て来た時の道を戻ります。川を渡り新市街地を抜けて旧市街まで徒歩でおよそ20分。

旧市街は城壁に囲まれた中世の町です。歩いて30~40分位で一周できそうです。

新市街側から歩いてくると、イラスト図の左下にある13世紀に造られたという城門 PORTE DU PEYRAが中に入る入口になります。城門は他に4つあり、いずれも13世紀のものがそのまま残されているんだそう。

門をくぐると噴水がありました。元は15世紀に造られたようですが、今の噴水は19世紀の作品です。水盤が低いのは、人だけでなく馬や家畜も飲みやすくするためだそうです。

間もなくお昼(平日)になる頃で、広場ではテーブルの準備が着々と進められています。

旧市街の中は狭いので、地図を見ないでさまよい歩くことにしました。

写真では人が全然写っていませんね。ヴァンスの近くには同じく中世の雰囲気を残したサン・ポール・ド・ヴァンスという街があります。

ダイナミックな地形で規模も大きく観光客でにぎわう魅力的な村。車やバスでここから20分弱、ニースからはヴァンスと同じような時間で行けるので、街の観光ならそちらに流れるのでしょうね。

こちらはのんびりした時間が流れる村です。

市役所の前では朝市が開かれていたようですが、片付けが進んでいました。

旧市街もお昼になると続々と人が集まってきました。レストランの数も多めでテーブルもどんどん埋まっていきます。いくつかのレストランでメニューを眺め、旧市街の入口に近いレストランで食べることにしました。

ニースの観光地と比べたら価格は少しお安め(でも高い)。ロゼワインのデカンタ250mlは9.5ユーロ、水は無料でした。

料理は黒板メニューの本日のおすすめから、

ココットで提供する熱々ビーフステーキ、ポテト添え。

鯛のゴルゴンゾーラソース添え、フライドポテト付き。

いずれも美味しくいただきました。トイレのために店内に入ってみると、とても立派なレストランだということに気づきました。テラスだけでは分かりませんね。

まとめ

ヴァンスに来たのは3回目ですが、過去2回はレンタカーで来ています。旧市街観光のために車を停める場所を探すのが面倒で、旧市街の中をじっくり歩いたのは今回が初めてです。

旧市街辺りに変化はなさそうですが、礼拝堂の近隣には住宅がずいぶん増えたように思いました。たった10数年前なんですけどね。

帰りもバスに揺られて50分ほど、ホテルに着いたのは14:30頃でした。朝9時に出発したので5.5時間のお出かけは、疲れすぎない良い時間の使い方だったと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。