こんにちは。か~る1世です。
ニースに滞在するのは今回が3回目なのですが、過去の2回は近郊の街に出かけるための拠点としてニース市内に宿泊していました。
なので、市内の美術館に行ったことがないという、もったいないニース滞在。そこで、今回の旅行は美術館訪問を目的の一つにして、閉館する曜日を考えた上でスケジュールを組んでいます。
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2026年ゴールデンウィーク中に訪問した際のレポートです。(記載した情報は利用時のものなので、利用の際は各公式サイトでご確認ください)
もくじ
作品のブログ掲載
訪問した全ての美術館は、ルール(フラッシュや三脚禁止)を守れば、個人利用の撮影はOKでした。
SNSやWEBに作品が掲載されているのを見かけますが、著作権保護期間中の作家もいます。そこでこの記事では作品のドアップ写真は使わず、展示室の雰囲気が分かる程度に作品が映りこむものを掲載しました。
美術館へ行く前にニース港へ
ニースの王道的な3つの美術館は、マティス美術館、マルク・シャガール国立美術館、近現代美術館 (MAMAC)の3館です。いずれの美術館も滞在しているホテルから割と近くにあるのですが、開館するのは10:00。そこで、エリアは離れますがニース港でブラブラしてから美術館へ行くことにしました。
トラムのPort Lympia駅で降りると、すぐ目の前がニース港です。
大金持ちが集まるモナコのように大型クルーザーはありませんが、ヨットやクルーザーが所狭しと係留されていました。
街はそれほど見どころはないので、船の準備や片付けをしている様子を眺めながら過ごしました。
カフェのすぐ側にマティス美術館へ行く路線のバス停がありました。事前に調べていたわけではないのですが、開館時間に合わせたかのような、おあつらえ向きのバスを発見。
実は、王道3館と名付けたうちの近現代美術館 (MAMAC)は残念ながら休館中です。このバスはMAMACの横を通ったので写真を撮りました。
中に入れなくても庭も良さそうなので、外観を見て来ればよかったと後悔中です。
Nice 10 Museums Pass
ニースの市立美術館を10館巡られるミュージアムパスを、美術館の窓口で購入できます。有効期間が4日間(96時間)で15ユーロ。2館行くと元が取れるので、美術館巡りをするならこのパス一択です。
ただし、人気のシャガール美術館は国立なので、このパスでは入れず別料金になります。マティスとシャガールしか行かないよ、と言うならパスは要りません。
マティス美術館
ニース中心部から北に行ったシミエという地区にあります。美術館は17世紀に建てられたヴィラ風の建物を使用しています。シミエ地区はマティスが愛した場所であり、1954年没後、この建物をマティス美術館として1963年に開館しています。
世界有数のマティスコレクションを収蔵・展示する美術館、階段を降りて入館です。
こちらは受付とロビー。
ロビーを上から撮った写真です。
日本でマティス展を開いたら大混雑ですが、開館直後だったこともあり観覧者はとても少なかったです。また、余裕を持たせた展示の仕方なので、ストレスなく観覧できる美術館でした。
明るい館内です。
マティスが依頼を受けた礼拝堂のデッサン中の写真です。礼拝堂はニース郊外の街ヴァンスにあり正式名称をロザリオ礼拝堂と言います。本人が「自分の最高傑作」と語っており、一般的にマティス礼拝堂と呼ばれています。
美術館のあるシミエ地区にはローマ遺跡や整備された公園があるので、寄り道するのも良いと思います。シミエ地区遺跡もNice 10 Museums Passで見られる1か所です。
マルク・シャガール国立美術館
マティス美術館からバスに乗って5分くらいのところにあります。歩いても20分かからないと思いますが、美術館での鑑賞は体力を削るので、バス利用が良いかと思います。
入場料は10ユーロでした。
13:00~14:30は昼休みで一度閉まるので、マティス美術館も同じ日に行くなら時間配分を考えなければなりません。10時の開館に合わせてシャガール、その後マティスがベストかも。
展示数は多くないのですが、作品から発せられる情報量が多いので観るのに時間がかかります。入場してすぐの「パリ・オペラ座の天井画」と、その説明を読むだけも時間がかかりました。
シャガールの権利関係は特に厳しいと聞いているので、作品は載せられませんが、建物の壁の写真なら財団からクレームは来ないでしょう。
こちらは聖書シリーズの大作が展示されているスペースです。絵の細部も好きですが、作品から距離を置いて観ると絵の具の青色が際立つように思います。
観覧者が多いのですが静かに観賞されている方が多いです。宗教がテーマになっているからかな?
この美術館は作品に合わせて設計されており、シャガール本人の協力のもと建てられています。メインホールを抜けて奥に進むと雰囲気がだいぶ変わって、下絵やリトグラフが展示されているエリア。写真のように観覧者がいなくなる瞬間もあってゆっくり鑑賞できます。
奥にある音楽ホールでは、シャガールを紹介する短編映画が流れています。シャガールの意向で、明るい自然光込みで作品を見せる展示の美術館。最後に足を踏み入れる音楽ホールでは、青いステンドグラス越しの光を浴びてクールダウンするという趣向のようです。
短編映画込みで鑑賞時間は70分でした。
マセナ美術館
ニースの王道美術館は、上の2館に加えて閉館中のMAMACを加えた3館と言われています。
Nice 10 Museums Pass 4days で、マティス&遺跡とMAMAC以外、残り7館をパスで観られますが、他に行ったのは興味があって行きやすい数館ほど。その中で良かったのはマセナ美術館でした。
1900年頃のイタリアの邸宅をモデルにして建てられた別荘で、所有者がニース市に寄贈して美術館になっています。こちらが美術館の入口です。
このような豪華な建物は、地中海沿いにある海岸遊歩道「プロムナード・ザングレ」に面してたくさん建てられたようですが、今残っているのは2軒だけです。
広い庭は海側にあります。
1階のサロンです。建て主はナポレオン配下の軍人ですが、こんな豪華な別荘を持つことができたのですね。
2階には、18世紀のフランス軍ニース占領から20世紀初頭の歴史を紹介する展示室がありました。ニースがヨーロッパの高級避寒地だった時代です。
見どころは当時の富豪の暮らしがそのまま残っている1階フロア。
作品が所狭しと並べられているのではなく、家具・調度品や大理石の階段など、建物そのものが展示物という美術館です。館内の鑑賞時間は30分くらいでした。
同時代に建てられたプロムナード・ザングレに残るもう1軒は、ネグレスコホテル。映画やミュージックビデオで映し出されることが多いホテルで、マセナ美術館の庭の隣に建っています。
おわりに
旧市街にもパスで入館できるプチ美術館がいくつかあります。4日間のパスがあれば気軽に立ち寄ることができるので、旅のアクセントになって良かったです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。