こんにちは。かーる1世です。
JR大阪駅西口に直結する「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」(以下 大阪ステーションホテル)のスペシャリティ・スイートルームに宿泊しました。
ラグジュアリー感だけでなく、かつての鉄道の記憶を散りばめたこのホテル、2回に分けてレポートします。今回は【ホテルの概要と客室】のレポートです。
2025年2月の宿泊です。
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もくじ
アクセス/ロケーション
ホテルはJR大阪駅に直結しているJPタワー大阪の高層階にあります。入口が分かりにくい、という声を耳にしていたせいか、逆に簡単に見つけることができました。
JPタワー大阪の下層階にあるKITTE大阪。
このポスト(いつまでこのデザインなのか分かりませんが)があるビル入口から入ると近いです。
この1階フロアにホテルの入口があります。
KITTE内の入口とは正反対の場所に車寄せ側の入口があります。車寄せ側から入ると鉄道絡みのプレートなどを観ることができます。
ホテルの概要
JR西日本ホテルズが運営する、マリオットのオートグラフ・コレクションブランドのホテルで、2024年7月に開業しています。JPタワー大阪ビルの高層階に入っており、客室数は418もある、なかなか大規模なホテルです。
入口の扉が開くとこの通路が現れます。
通路の横にあるエレベーターに乗り、29階にあるレセプションへ。
ロビーに進むと丸い球体が見えてきました。線路の枕木がパズルのように組まれています。
このフロアの正面がレセプションです。レストランやバーもこの29階に集約されていました。
チェックイン
チェックインは15時から、チェックアウトは12時まで。私たちが到着したのは15:30頃でチェックイン待ちは3組でした。
並ぶとスタッフから名前を聞かれ、スイートルームの宿泊なのでサロンで手続きをしてくれるそう。
えっ、スイート!
アメックス・ボンヴォイカードの更新特典を使って予約した部屋は、ボトムのシティービューの部屋。
そこからプラチナメンバーの特典でもらったナイトリーアップグレードの利用をリクエストして、眺めの良いコーナールームが確定したので喜んでいたのですが…。
さらに数段階アップグレードされてスイートルームとは。
嬉しいのはスペシャリティ・サロンを利用できるなどの特典が付くこと。サロンやOFURO (お風呂)のスペシャルな場所を利用できるのです。(部屋の料金は特定日の参考価格です)
伊丹空港でのんびりしてるんじゃなかった‥。いや、ゆっくりしてたからこの部屋になったのか?不明です(^^♪
スペシャリティ・サロンとOFUROは後編でご紹介します。
ロビーエリア
ロビーにはこのホテルならではの特長が散らばっています。昔の改札に見立てた印象的な形のレセプション・カウンター。
その後ろの壁はダイヤグラムを模したものです。近づいて見ると何やら時刻表に見える文字が見えます。
ウォーターステーション、水飲み場です。折り畳み式の紙コップを使うのですが、これはかつて鉄道車両で使っていたものでは?
水飲み場にカプセルトイがありました。1回500円のガチャを回すと特急などのヘッドマークピンバッチが出てきます。
ロビーの中央には駅前広場をイメージした造り。ベンチ状のソファーは待ち合わせ場所です。
座っている方々の視線の先では清掃員が駅のごみを掃除しています。集めたごみが時計の短針と長針になり、今の時間を表示するという手の込んだ時計です。青の二人が清掃員です。
こちらはロビーラウンジ。29階でも周囲のビルより高さがあるので眺めは良さそうです。アフタヌーンティーは3日前までの予約制とのこと。
朝食レストランとロビーラウンジの中間に長いテーブルがありました。混雑時に使うようです。
ロビーラウンジの壁に付いているのは、切符切りの時代にハサミを入れた切れ端をオブジェにしたもの。切符に残った切り口を「鋏こん (きょうこん)」と言うそうです。
鋏こんを辿っていくと駅長室のドアに。この中はバーですが入店はしていません。
レンガの柱は往時の大阪駅のものなのでしょうか?独特な雰囲気を創っています。
客室のようす
チェックインの手続きは最上階の38階にあるサロンで行ないました。アサインされた部屋は31階のスペシャリティ・スイートツイン。79㎡あります。
スイートは各フロアに1部屋あって、奇数階にツインベッドのスイートルーム、偶数階にはキングベッドのスイートルームが配されています。
客室廊下です。壁の所々に名所の絵見えますが、見る位置によっては何が描かれているのか見えなくなります。車窓から見える景色のイメージだそうです。
3133号室に宿泊です。部屋番号のプレートは鉄道用語で言うタブレットをモチーフにしたものだと思われます。
ドアを開けて見えるのはリビングルーム。くつろげるソファーと作業や飲食に活躍する大きな丸テーブルがありました。
箱の中にはおかき・飲むだし・黄金糖(キャンディ)。各部屋にこのウェルカムギフトがあります。飲む出汁は大阪の老舗「神宗 (かんそう)」製、優しい薄味でした。
ベッドルームとは飾り棚の壁で仕切られています。真ん中の絵は左官で仕上げられていました。
棚には和の調度品や英訳した書籍が飾られています。その両サイドからベッドルームに行き来ができます。
ミニバーはリビングにあります。台の上にはネスプレッソ・ケトル・水差しなど。
紙パック入りのミネラルウォーターが2本ありましたが、各フロアにあるウォーターサバ―から水を汲むこともできます。
グラス類は引き出しに。
無料のお茶と紅茶がそれぞれ3パック。
冷蔵庫内の飲み物は各部屋とも無料です。お酒は大阪・交野市の酒造メーカーに依頼したオリジナル。「交野=かたの」は大阪に縁がないと読めないですね。
100%ストレート果汁の「きわみ」は和歌山の温州みかんジュース。濃いけど柔らかな味わいでした。冷蔵庫内のドリンクの追加は有料になります。
リビングルーム側のトイレは広々としていました。
ベッドルームです。
ベッドは幅135㎝×長さ203㎝。マットレスは固めでした。
新しいホテルだけあってコンセント類は充実、部屋のあちこちにあります。
リビング方向の写真です。テレビはパナソニック製でした。
外の景色は大阪駅方面。大きなシルバーの覆いの下にJR大阪駅のホームがあります。
カーテンの開け閉めは手動です。どちらでも良いのですが、このレベルのホテルなら自動にするところが多いのではと思います。
ベッドから見たバスルームです。目隠しのスクリーンは自動です。
バスルームの全景。
バスタブは使いませんでした。お湯を溜めるのに時間がかかりそうな気がする大きさです。
2ボールのシンクは便利。
アメニティー類です。フェイスパックがあるのは珍しい。
ソープやシャンプー類はハホニコ。初めて目にしましたが大阪の会社の製品です。主にサロン向けの製品を作っているようです。
スイートと38階の客室=スペシャリティルームには、ポーラのB.Aというアメニティが用意されています。
シャワーブースとトイレもバスルームと一体のタイル貼りでした。
オープン式のウォークインクローゼット。リビングとバス・ベッドルームのどちらからも行き来ができる回遊型です。
ドレッサーもこちらにあります。
バスローブがふかふかで着心地最高でした。
パジャマはセパレートタイプ。
スリッパもふかふか。この部屋の定員は2名なのですが、3人分あるのは予備なのでしょうね。
部屋の玄関ドアが遠くにあるせいか、館内の音は全く入ってきません。外からの音はサイレンなどが少し聞こえる程度で、室内はとても静かでした。
最後に客室フロアの配置図を載せます。黒塗り部分が泊った部屋、こうやって見るとスイートは広いですね。住みたい(^^♪
まとめ
今回は、マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカードの更新で年1回付与される無料宿泊特典を使った宿泊です。50,000ポイントまでの客室に交換できますが、ポイント15,000まで追加が可能なので、この特典で最大65,000ポイントまでの部屋を予約できますね。
今回の宿泊は9,000ポイント追加で予約しました。
次回の後編は、スペシャリティ・サロンや朝食などについてのレポートです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。