こんにちは。かーる1世です。
JR盛岡駅の目の前にある、ダイワロイネットホテル盛岡駅前に宿泊しましたので、ご紹介したいと思います。
2023年5月の宿泊です。
目 次
ホテルの概要
ダイワロイネットホテルは、ダイワハウスグループが運営するホテルです。3つのブランドで77施設を展開中 (2023年5月現在) で、盛岡市には、私が宿泊した盛岡駅前の他に、繁華街にある盛岡という名前のホテルの2つの施設があります。
ところで今年1月、ニューヨーク・タイムズ紙が、「2023年に行くべき52か所」を紹介したのをご存じでしょうか。
何と、ロンドンの次に選ばれたのが盛岡市なのです。厳密には2番目に行くべき場所、という訳でもなさそうなのですが、盛岡市の知人は「何もないところなのに・・」といいつつ鼻高々でしたよ。経緯は岩手県の公式サイトに掲載されていますので、興味のある方はリンクをご覧ください。www.pref.iwate.jp
盛岡市公式サイトでの紹介はこちら。
私は用事があって盛岡市に来ただけなのですが、街中やホテル内で欧米系の旅行者をずいぶん見かけました。たぶん、アジアの観光客の方々も多くいらっしゃるのだと思います。
橋の上から見る岩手山も「盛岡に行くべき理由」のひとつですね。アーチのある開運橋から見る姿が地元の自慢らしいのですが、この写真はお隣にある旭橋から撮ったものです。
ダイワロイネットホテル盛岡駅前の概要
名前の通りJR盛岡駅から歩いてすぐの場所にあります。駅名のフォントがシブイ。
駅前道路を地上から渡ることができないので、地下通路を通って開運橋方向に歩きます。駅からすぐそこです。
開運橋は、盛岡の中心地と駅を分断する北上川に架かる橋で、夜間にはライトアップされていました。ホテルはその橋と道路が交わる角に建っています。
開業が2021年10月ということもあり、まだ新しいホテルです。フロント・レセプションはスッキリとしたデザインですね。
ロビーもビジネスホテルにしては広く感じます。座れるスペースが多めにあります。
レセプションの横にあるアメニティーバー。
入浴剤も数種類あるなんて充実していますね。
11階建てのホテルで、2階以上が客室です。
1階に入居するセブンイレブンには、ホテル側からの行き来ができます。
エレベーターは3基ありました。客室数の割には待たされることが多かった印象です。
客室のようす
予約した部屋はモデレートダブルルームと言う部屋。一番スタンダードな部屋なのですが、広さが21㎡もありビジネスホテルとしては余裕があります。
ベッドは余裕の広さです。
ベッドボードの横に照明のコントローラーやコンセントがあり、使い勝手が好かったです。
アサインされた部屋は8階で、窓の外には北上川と開運橋が見える部屋でした、まさに運が開けそう♬
机の上のテレビは部屋の広さに見合った画面サイズです。テレビに14:20の表示がされていますね。このホテルのチェックイン開始時間が14時で、一般的なホテルより1時間早いです。チェックアウト時間は一般的な11時です。
テレビ横のデスク、これだけのスペースがあればPCなどを広げられます。
ミニバーコーナーにはカラの冷蔵庫と湯沸かしポットやグラス・コップ類と粉のお茶。
コーヒーや紅茶はロビーのアメニティバーから持ってきました。入浴剤は秋田の乳頭温泉と自分の地元の札幌定山渓温泉の2種類を持ってきました。バスソルトもあったと思います。入浴剤の種類はいつもこれなのかは不明です。
洗面台はコンパクトな造り。
歯ブラシとヘアーブラシや綿棒は、あらかじめ置かれていました。
お風呂は今どきらしく洗い場付きです。
レインシャワーまで付いているなんてビジホの進化はすごいですね。
バスアメニティは花王の製品でした。
進化と言えば、空気清浄機やズボンプレッサーが標準装備されているところが増えましたね。ここのホテルは壁に直付けで省スペース化していました。
朝食レストラン
2階にある東北ブラッスリー・トレジオン・ルリエが朝食会場です。
朝食込みで予約しましたが、当日の利用もできます。ランチ・ディナータイムも営業しているカジュアルなフレンチレストランです。
朝食ブッフェが開始された直後の6:30すぎに入店しました。
入口辺りにブッフェ台があり、その周りをテーブルが囲んでいます。店内の奥に進むと落ち着けそうな場所があり、そこに着席。
ブッフェ台はこちらの方向。あっという間に混んじゃいました。
持ってきた食事はこのような感じです。どんどん混んできたので、ブッフェ台が渋滞する前に3回行き来して食べたいものを先に持ってきました。
ブッフェは和洋の品ぞろえなのですが、ほとんど和食、しかも地元岩手県のものを中心にしています。
ポテトサラダはいぶりがっこ入り。これは秋田名物。
ひっつみ汁です。ひっつみがお椀の底に隠れてしまいましたが、このレストランでは小麦粉を練った餅状の団子が入っていました。米の凶作に備えて育てていた小麦を使った郷土料理だそうです。
丸いのは玉こんにゃくです。フレンチレストランとは思えない素朴なおかずが並んでいました。
こちらは瓶ドンという海鮮物を便詰めにした宮古の新しい名物なんだそう。宮古では牛乳瓶にウニやいくらなどを入れているらしいです。
ブッフェではそこまで高級食材を使えませんね。サーモン・メカブ・とろろ芋が入っていました。グルグルにかき混ぜてご飯に乗せて食べましたよ。カレーもあるし白米食べすぎになります。
後から気づいたポップオーバー、郷土料理ではありません。外はカリッ、中はしっとりの発酵させないパンのようなものです。出来立てが出てきたのでデザートの代わりにいただきました。
郷土料理が充実していて全体的には満足できた食事です。レストランで出されるこだわりのあるコーヒー、苦くて好みの味でした。
ホテルの周囲をブラブラ 賢治とか啄木とか
朝食後に時間があったので、北上川の周辺をぶらぶらと散歩してみました。ホテルから開運橋を渡って左に行くと材木町。この通りはいーはーとーぶアベニューと呼ばれ、宮沢賢治の世界をモチーフにしたモニュメントが6つあります。
ご本人の石像から始まるのですが、
商店街の通りに座の名前が付いた石のモニュメントが歩道に置かれています。こちらは賢治があこがれたシルクロードをモチーフにした絹座。
このベンチもモニュメントの一つで賢治が詠んだ短歌の陶板が背もたれに嵌められた詩座です。
5月に上映が始まった映画「銀河鉄道の父」。盛岡にも観光客が訪れるようになるのでしょうか。商店街の駐車場タワーも銀河鉄道の夜の画が描かれているほど賢治推しの通りでした。
石川啄木が新婚時代に住んだ家と言うのも近所にあります。
この解説を読むと、啄木ってろくでもないやつだったのかも。
おわりに
交通量が多い通りに面していながら、外部の音はほとんど入ってこなかったのですが、廊下の話し声や隣や上の物音が気になりました。そうは言っても客室料金は1泊1万円を大きく下回る上、設備も充実しています。ダイワロイネットは初めて泊まりましたが、満足度の高いホテルでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。