こんにちは。かーる1世です。
札幌市中心部の東側にある、ホテル・クラビー・サッポロに宿泊しました。さっそくレポートしたいと思います。
ホテルのアクセス/立地
公式サイトでは、JR札幌駅から徒歩15分とあり、荷物を持って歩くにはちょっと遠いですね。地下鉄だと最寄りの2つの駅から、5分~7分と案内されています。
サッポロファクトリーというショッピングモールと一体で造られており、モールへ向かうバスが中心部から数路線出ています。
車の場合、中心部から少し離れている立地なので一方通行が少なく、運転しやすいのが良いですね。駐車場料金は1泊700円と優しいお値段です。
新幹線が札幌に延伸すると駅の出入口が割と近くに(たぶん徒歩5~6分)できるので、この一帯、マンションやホテルの建設が進んでいます。数年後の景色は全く変わっていそうです。
サッポロファクトリー
サッポロファクトリーは1989年までサッポロビールがビールを生産していたエリアを再開発して造られたショッピングモールです。
親会社のサッポロビールが開発した、恵比寿ガーデンプレイスが開業する1年前にできており、そのミニ版といった感じでしょうか。ユナイテッドシネマが入っているので何度か利用したことはありますが、観光で行くほどの磁力はないような気がします。
ただスノーピークを始め、アウトドア系のショップが充実しているのが特徴で、それ目当てで来られているお客さんが多そうでした。そう言えばボルタリングができるジムも入居していました。
ホテルの概要
サッポロファクトリーと同時の1993年に開業しているので、約30年ほど経過しています。サッポロビールが開発したショッピングモールの横にある、という点ではウェスティン東京と似ています。ただし、こちらはだいぶリーズナブルなホテルです。
内部はクラシカルなデザインでまとめられています。エントランスの左手にフロントがあります。
右手にはちょっとしたロビー、
その奥にイタリアンレストランがあります。手ごろな価格でコース料理が提供されていました。
建物は6階建てで、1階にフロントや朝食会場になるレストラン。2階から6階までが客室です。地下にはサッポロファクトリーにつながる通路と、フィットネスクラブがありました。ジムはホテルの施設ではないので利用には別途料金がかかります。
客室フロアの廊下は、改装してからそれほど経過してなさそうで、きれいな状態でした。
客室フロアの廊下にこんな余白があるのは、ビジネスホテルとの違いかもしれません。
エレベーターホールの裏手には自販機コーナーがありました。良心的な価格です。手ごろな料金のホテルなので、ビジホとして利用するお客さんも多いでしょうから、電子レンジがあるのはありがたいですね。
客室のようす
予約したプランはスーペリアツイン禁煙39.4㎡という部屋です。客室のグレードはほかにスタンダードとデラックスがあり、3タイプの中間にあたる部屋です。広さはワンベッドタイプを除き同じで、客室内のデザインや備品に違いがあるようです。
チェックイン時、空いているということで、5階のデラックスルームにアップグレードされました。
客室のカギはカード式ではありません。2つの鍵のうち金色のクラシックなほうはダミーです。
デラックスとスーペリアの違いはよく分からないのですが、ドアを開けた時、真っ先に目に飛び込んできたマッサージチェアのあるなしかもしれません。
窓の外はサッポロファクトリーで、夜はアトリウムの明かりがきれいでした。
マッサージチェアは部屋が広いので邪魔にはなりませんが、使い心地はあまりよくなかったです。
窓側から見た部屋のようすです。大きなソファーセットは応接セットといった感じの存在感です。
デスクです。一般的な机の広さで、仕事やドレッサーとしても使えます。
部屋のサイズに比べるとテレビは小さめです。隣のガラスケースにグラス類がありました。このコーナー、なんだか生活感があふれています。キャビネット横のごみ箱が安っぽい😢
追加の備品類は電話をしなくてもスマホでお願いできます。時間帯によるかもしれませんが、レスポンスは良かったです。
引き出しにパジャマが入っていました。セパレートタイプです。
ロッカーが狭く見えていますが、広角写真のせいです。狭くはありません。
洗面スペースへの入口ドアもクラシカルなデザイン。
造りは古いですが清潔でした。トイレは最近新しいものに交換されていると思います。
アメニティは歯ブラシなど必要なものをフロントでもらう方式なのですが、部屋にもフルに用意されていました。何かの手違いかもしれません。
お風呂は洗い場付き、と言うのがこのホテルのウリの一つです。自宅で入浴しているような気分で悪くはないです。
朝食レストラン
トリップアドバイザーの「旅行好きが選ぶ!日本人に人気の朝食のおいしいホテル2020」で何と全国1位を獲得しています。
朝食レストラン会場です。コロナ前はこのレストランでランチブッフェをやっていて、妻は来たことがあると言っていました。
宿泊時は朝食だけの営業でハーフブッフェでの提供でした。
メインメニューは「どさんこ箱」とテーブルオーダーメニューの組み合わせです。
「どさんこ箱」です。Aという表示がされていますが、二種類の日替わりだそうです。つみれではありますが、エゾシカを初めて食べました。
このおかずだったら、ご飯と味噌汁の組み合わせが良さそうです。
3種類のテーブルオーダーはお替わりができます。量が少ないので3つとも食べました。
こだわり卵のオムレツです。ウニソースでいただきました。シェフこだわりの長沼町産レモンイエローの卵を使っています。滑らかな仕上がりのオムレツでした。
カボチャのグラタンです。美瑛町の牛乳を使っています。フレンチの一皿といった見栄えです。
秋鮭のチャンチャン焼きです。味噌感が抑えめの味でした。思ったよりも小さなサイズでした。
トリップアドバイザーの全国一位にちょっと期待値を上げすぎたかもしれません。普通に感じる朝食でした。
まとめ
この地域は創成川イーストと呼ばれる、札幌市で再開発が加速しているエリアです。札幌駅前や大通公園に次ぐ第3のエリアとして期待される熱い地区であり、いずれこのホテルも姿を変えるのではないかと予想しています。
そしてこのホテルのスタッフ、建物の器を5つ星に変えてもそのまま通用しそうな接客レベの高さだと感じました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。