こんにちは。かーる1世です。
8月30日、新千歳空港の国際線ターミナルの拡張エリアがオープンしました。
これまでと比べ倍以上の広さになったようです。
近くに行く用事があったので、制限エリア外だけですが、チェックインロビーと入国エリアのレポートをしたいと思います。
2019年8月の訪問です。
新千歳空港国際線ターミナルの工事状況
ターミナルビルの建物外側の工事は終わっているようで、2週間ほど前のお盆時期には、ビル前にまだあった工事関係車両が少なくなくなっていました。
国際線ターミナルビル前の道路工事が完了しスッキリするには、もう一息といったところです。
拡張オープンしたものの、建物内は工事中のスペースがいくつもありました。
来年1月の完全オープンに向けて、段階的に店舗や空港施設が開業していくようで、まだガランとした状態です。
国際線出発ロビー
出発ロビーは3階にあり、見取り図はこちら。
拡張部分は、国内線ターミナルから長い通路を歩き、国際線ターミナルビルに到着したら、左側の部分がそれにあたります。
現在の工事部分は、拡張したエリアだけでなく、既存の施設もリニューアルのために実施されていました。
店舗のようす
出発ロビーの入り口左手辺りに博品館ができていました。右手側は店舗スペースが工事中でシャッターが下りています。
拡張部分は、ターミナル左手奥の方につながっています。 既存の建物と増築部分の境目は意識しないと分からない造りになっています。
その境目辺りに新しく出国審査場が作られ、その奥に進んで行くと新しいチェックインカウンターと店舗がいくつかできていました。
海産物の専門店、ぎょれん。
北海道みやげの、小笠原商店。
そしてソラドンキ。
飲食については、国内線ターミナルが充実していますので、国際線ターミナル出発ロビーには、新しくできたコーヒーショップ、三本珈琲店くらいです。テイクアウト専門店のようです。
手荷物預かりサービスの店舗の横に更衣室ができており、冬着から着替えてコートを預けていくのには便利な施設です。
空港設備
チェックインカウンターが増えて、2倍程度に広がったように見えます。
既存のカウンターがAとB。
拡張部分にCと、まだ開設されていませんがDカウンターがあります。
出国審査場は既存の施設が工事でクローズされ、拡張部分に新しく作られていました。既存の施設は、タイミングが悪いと手荷物検査で相当待たされることがあったのですが、改善されているとうれしいです。
入口で搭乗券をかざしてから、中の検査レーンに並ぶようです。
旧施設も同じように生まれ変わるのかは不明です。
休憩スペース
広いスペースなので、一見、少ないように見える椅子類なのですが、かなり空いており十分なのかもしれません。
木製で作られた椅子は、北海道らしさが感じられるもので、そのソファー(椅子)が窓際に点在していました。
充電ができるカウンターテーブルもありましたよ。
トイレも新しいので当たり前ですが綺麗で明るく作られていました。
国際線到着ロビー
到着ロビーの拡張部分の大半が、まだ、工事中でありました。
見取り図はこちら。
到着口は今までと同じ場所ですが、正面にはリニューアルした北海道案内所があり、外国人の方々への案内ができるようです。
ローソンができているほか、その奥の増築部分には祈祷室や交番などがありました。
到着ロビーなので、長く座っている必要がないからか、椅子は背もたれのないものが置かれています。
制限エリア内
11月に新千歳空港から出国する予定なので、その時にレポートしたいと思います。
パンフレットによると、北海道市場食堂街という、美味しそうなネーミングの8つ(さらに1店舗増えるらしい)の飲食店ができています。
今まではちょっとしたフードコートしかなく、本格的に飲食するには、国内線ターミナルで済まさなければなりませんでしたが、選択肢が増えましたね。
ラウンジも、ノースラウンジとロイヤルラウンジに分かれています。
新たに設置された航空会社系のラウンジであるロイヤルラウンジは、「北海道の食とサービスを織りなす、ゆったりくつろげる空間」という触れこみです。
飲食メニューも以前より充実しているようなので、利用するのが楽しみです。
あとがき
来年4月にオープンするアイヌ文化を紹介する施設、ウポポイの紹介パネルが到着ロビーに置かれていました。
ウポポイの意味は、「大勢で歌うこと」だそうです。アンバサダーには、俳優の宇梶剛士さんが務めているのですが、まだ全国的には知名度はないような気がします。
平取町のアイヌの聖地である二風谷地区とその周辺(牛肉が美味しいんです)がお気に入りなので、白老町にできるこの施設も興味を持っているのですが。
出国審査場の壁にも、アイヌ文様で描かれた動物の絵が何点か飾られています。
個人的には、北海道の広い大地を現わすような、木々をふんだんに使った北欧の空港のようなデザインを期待していたのですが、そうではなかったのがちょっと残念。
北海道の玄関口として、完全に開業する来年1月を楽しみにします。